三越伊勢丹グループが発行するクレジットカード「MI CARD +(エムアイカードプラス)」シリーズには、カードランクが複数存在します。
最上位クラスと言われているのは「エムアイカードプラス プラチナ」と呼ばれるカードです。
ただし、年会費やサービス内容など、総合的に人気があるのは「エムアイカードプラス ゴールド」です。
・三越伊勢丹グループ百貨店でよく買い物をする人
・年会費と割引率のバランスが良いカードを探している人
・エムアイカードプラスシリーズのどれを作るべきか悩んでいる人
この記事では、伊勢丹の外商カード「エムアイカード プラス」シリーズの特徴や取得方法を、詳しく解説します。
三越伊勢丹の外商カードとは?エムアイカードプラスの特徴を解説
三越伊勢丹グループが発行している「エムアイカード プラス」カードには、4つのステージが用意されています。
ステージごとの基本情報をまとめると、下記の通りです。
還元率 | 必要な年間購入額 | |
ホワイトステージ | 5% | 入会時・30万円未満 |
シルバーステージ | 8% | 30万円以上 |
ゴールドステージ | 10% | 100万円以上 |
プラチナステージ | 10% | 300万円以上 |
さらに、「エムアイカード プラス」シリーズのカードには、複数の種類が存在します。
基本的には下記の3つのシリーズに分けられ、それぞれ年会費をはじめスペックが異なります。
年会費(税込) | 百貨店ポイント率 | 百貨店外ポイント率 | |
エムアイカードプラス | 初年度年会費無料 2,200円 |
5〜10% | 0.5% |
エムアイカードプラスゴールド | 初年度年会費無料 11,000円 |
8〜10% | 1% |
エムアイカードプラスプラチナ | 60,500円 | 10% | 1% |
「エムアイカード プラスゴールド」は常に「シルバーステージ」以上の待遇が、「エムアイカード プラスプラチナ」は常にゴールドステージ以上の待遇が受けられます。
「外商カード」と呼ばれるのは上記の「エムアイカード プラスプラチナ」や、「エムアイカード プラスゴールド」が該当します。
はじめから外商カードに申し込むことも可能ですが、「エムアイカード プラス」の実績が積まれることで上位カードへの百貨店側から招待がくるケースこともあります。
【真実】伊勢丹の外商カードは完全招待制
上記では「エムアイカード プラスプラチナ」や「エムアイカード プラスゴールド」が伊勢丹の外商カードである、とお伝えしました。
しかし厳密にいうとこれらは「外商レベルのクレジットカード」であり、三越伊勢丹の百貨店には「完全招待制」でのみ手に入る本当の意味の「外商カード」も存在します。
三越では「お帳場カード」、伊勢丹では「お得意様カード」と呼ばれる外商カードが存在し、どちらの百貨店を利用するのかによって対象となるカードやサービス幅が異なります。
いずれの場合にも、年間200万円以上の買い物をする人にだけ担当者から声がかかると言われており、自ら申し込みをすることはできません。
年間200万円以上の買い物実績をつけるためには、三越伊勢丹が発行する「エムアイカード プラス」シリーズのカードで買い物をする必要があります。
「エムアイカード プラス」のゴールドやプラチナカードを持っていれば、それだけでも一般的な外商カードに匹敵するサービスを受けることは可能です。
しかし、本当の意味で「お得意様」として認定されたい場合には、「エムアイカード プラス」で購入実績を作り、招待を待ってみてはいかがでしょうか。
「エムアイカード プラス」カードでいくら購入すればお得?
「エムアイカード プラス」はいずれも年会費がかかるカードです。
そこで、年間いくら購入すればもとが取れるのでしょうか?
- エムアイカード プラス:44,000円
- エムアイカード プラスゴールド:137,500円
- エムアイカード プラスプラチナ:605,000円
年会費と割引率で単純計算をすると、上記の金額を購入するとカード代とトントンになることがわかります。
つまり、年間で上記以上の買い物をしないと、カードを持っていることによる割引面でのメリットはないということです。
購入予定額と比較して、どのカードを取得すべきか検討してみてはいかがでしょうか。
伊勢丹の外商カードの優待サービスとは?
伊勢丹の外商カードとされる「エムアイカード プラスゴールド」や「エムアイカード プラスプラチナ」には、外商カードならではの優待サービスが付帯しています。
「エムアイカード プラスゴールド」のカードから受けられる優待サービスは、下記の通りです。
- 毎年4,200円分のクーポン付与
- 空港ラウンジサービスの利用
- 手荷物手配サービス
- 旅行時の保険サービス
それぞれのサービスについて、詳しくお伝えします。
伊勢丹の外商カード優待①:毎年4,200円分のクーポン付与
毎年3月下旬と、ゴールドカードの作成にあたり、4,200円分のクーポンが付与されます。
このクーポンは、百貨店の駐車時間延長や空港ショップでの買い物、荷物の配送料金などにあてることが可能です。
日頃から百貨店で買い物をする人や旅行をする人にとっては、お得に利用しやすいサービスではないでしょうか。
伊勢丹の外商カード優待②:空港ラウンジサービスの利用
羽田空港や成田空港をはじめ、日本各地の空港ラウンジを無料で利用することができます。
ラウンジでは、無料のドリンクサービスはもちろん、スマホやパソコンなどの充電をしながら作業できる空間が用意されています。
旅行や出張の多い人にとっては、出発前の時間を有意義に過ごせるようになり便利です。
伊勢丹の外商カード優待③:手荷物手配サービス
空港から自宅、あるいは自宅から空港まで手荷物を手配できるサービスが、無料あるいは優待価格で利用できます。
カード会社をアメリカンエクスプレスあるいはVISAどちらにするかによって、内容は異なります。
さらに、旅行予約サイト「一休.com」の利用時には、100円につき3ポイントが貯まる高還元率が適応されるなど、旅行に関するお得なサービスが多いです。
よく旅行や出張をする人であれば、うまく活用していけるサービスではないでしょうか。
伊勢丹の外商カード優待④:旅行時の保険サービス
利用条件を満たした場合、海外旅行では最大1億円、国内旅行では最大5,000万円の傷害保険が適応されます。
また、ショッピング保険も300万円適応となり、万が一の際のトラブル時にも安心できる内容です。
【まとめ】伊勢丹の外商カードはエムアイカード プラスゴールドが人気!
伊勢丹の外商カードと呼ばれているのは、「エムアイカードプラス」の上位にあたる「エムアイカード プラスプラチナ」カードです。
しかし、年会費が60,500円(税込)と高く、「ゴールド」のサービスと異なるのは一部ということもあり、人気があるのは「エムアイカード プラスゴールド」です。
そこで、はじめから「エムアイカード プラスゴールド」を申し込むのも良いですが、「エムアイカード プラス」で年会費無料の初年度に買い物実績を積んでから招待を受けても◎。
ゴールドは審査条件も比較的厳しく、今まで伊勢丹での買い物実績を積んでいない人には不利かもしれません。
一方で「エムアイカード プラス」であれば、年会費が2年目からの年会費も年間5万円以上の買い物をすればもとが取れるので、安心して利用できます。
伊勢丹で買い物を楽しむのなら、どのカードが一番ご自身にとってお得なのか、見極めてみてくださいね。