外商顧客になると、外商担当者に付き添ってもらい店頭をまわることができるようになります。
このような「店頭アテンド」をしてもらうことには、どんな意味があるのでしょうか?
アテンドと聞くと、「購入を勧められる」ものだと考える人もいるかもしれませんが、実際のアテンド目的は別にあります。
結論、アテンドがあることにより顧客が気持ちよく、本当に欲しいものを手にいれやすくなるため、一度はアテンドを依頼してみる価値はあるでしょう。
・アテンドはしつこく営業されるものではない
・買いたいものがあるときには外商担当に相談すべき
・外商担当者のアテンドがあると購入しやすくなる可能性がある
この記事では、外商担当者のアテンドの上手な利用方法や、アテンドの価値について、詳しく解説します。
外商担当者のアテンドとは?しつこい営業をされる?
外商担当者がアテンドするのは基本的に、外商顧客が気持ちよく理想的な買い物をするためです。
外商顧客になれば常にアテンドがあるわけでもなく、最初のうちは特に「予約制」の傾向があります。
外商担当者がいることによるメリットは、主に下記です。
- 入手困難な商品の優先紹介を受けられる
- 店頭スタッフへの正しいアプローチ方法を教えてもらえる
- 自分の好みに合うものを選んでもらえる
それぞれのメリットについて、詳しく解説します。
外商アテンドのメリット①:入手困難な商品の優先紹介を受けられる
外商担当者を通すことで、入手困難な商品を優先的に入手できる可能性が高まります。
購入したい商品を外商担当者に伝えておくことで、あらゆる経路から入手してきてもらえることも。
百貨店で取り扱っていないブランドでも、希望を伝えることで取得してもらえる可能性もあります。
ただし例外もあり、たとえばエルメスやロレックスなどのブランドは、外商を通しても優先的に購入することができません。
以前までは外商を通せば購入できたこともありましたが、現在は外商よりもブランドの力が強くなり、ブランド自体が独自の顧客を大切にするようになったことが理由です。
担当員のアテンドがあると多少有利
世界的に高い需要が途絶えないブランドは外商に媚を売る必要がなく、ブランドが売りたいと感じる顧客を選びます。
外商担当者がいる場合はアテンドしてもらうことで、優良顧客であることをアピールすることは可能ですが、それでも入手が簡単なわけではありません。
とはいえ一般顧客では入店することも難しいことがあるほか、スタッフの販売意欲もないことがほとんど。
なぜなら一般顧客の場合は転売の可能性があり、販売することにリスクがともなうからです。
転売可能性のある見ず知らずの一般顧客として入店するよりは、外商顧客として担当者のアテンドがあることは、大きなアピール要素になるでしょう。
外商アテンドのメリット②:店頭スタッフへの正しいアプローチ方法を教えてもらえる
外商担当者は、上記でご紹介したエルメスやロレックスなどの店頭へアテンドする際、上手にアシストしてくれます。
また、このような超人気ブランドに入店する際には、店舗スタッフへの接し方にも暗黙の了解があり、失礼な態度をとってしまえば即座にアウトです。
たとえば、「え〜!なんでないの?」「本当はあるんじゃないの?」「はやく買いたいからどうにかしてよ!」といった態度は御法度。
特にエルメスやロレックスはお金を出せば買えるブランドではなく、ブランドとの付き合い方も大切になるブランドです。
信頼関係を育てるうちに、少しずつ購入できる機会が増えていくというブランドであり、店舗スタッフさんとの関係性もかなり重要になります。
外商担当者がアテンド前に顧客を指導することもある
外商を通しても購入が難しいようなブランドは、店舗スタッフへの対応をかなり繊細に調整する必要があります。
失礼な言葉は使わないこと、気持ちの良いやり取りをすることは絶対条件です。
必要によってはNGワードやNGな態度について、外商担当者からアテンド前に指導が入ることもあります。
外商を持ってしても購入が困難なブランドは、全世界どこに行っても購入が困難なものです。
ブランドと長く付き合いのある外商担当者の意見は、素直に聞き入れることをおすすめします。
外商アテンドのメリット③:自分の好みに合うものを選んでもらえる
店頭スタッフに接客を受けていると、「好みではないんだけど、ゴリ押しされちゃって引きづらくなっちゃった…」と感じることもあるもの。
しかし、外商顧客の好みを知り尽くしている外商担当がアテンドすることにより、自然と好みのものや本当に必要なものだけを選べるようにアシストしてもらうことができます。
外商担当者は味方であると意識しよう
外商担当者はときに、「しつこい自宅訪問を繰り返された」などの悪い噂も聞くものです。
しかし基本的に外商担当者は、外商顧客に関するエキスパートであり、好みやニーズを把握したうえで気持ちの良いショッピング環境を提供するべき存在です。
「無理やり買わされそうになる」という感覚がある場合には本部へ相談することも検討しつつ、最初から身構える必要はありません。
外商担当者はあくまで外商顧客の味方であり、アテンド時には大きなアシストになると考えておくべきでしょう。
外商担当者のアテンドにはデメリットもある?
外商担当者のアテンドは基本的にメリットばかりですが、デメリットもあるのでしょうか?
結論、利用頻度によっては「付き合いの買い物」をしなくてはいけなくなることです。
外商顧客になったからといって、外商員をこき使って良い、と考えるのは、マナーとしてあまり良いものではありません。
担当の外商員が手取り足取り助けてくれるのであれば、外商員さんにとって大切な売上実績にも加担してあげるなど、人としての付き合い方を考える必要があるでしょう。
外商担当者の営業がしつこい!担当者の交代の希望も可能
どうしても外商担当者の営業色が強すぎて不快、という場合には、本部に連絡をして交代を希望することもできます。
しかし、外商担当者に多くお世話になっているにも関わらず、外商担当者や百貨店側の希望に応える買い物をしていない場合には、担当者の交代があっても状況は変わらないでしょう。
- 買い物のたびにアテンドをお願いしている
- 自宅まで購入品を運んでもらっている
- 必要な商品を見繕ってもらっている
たとえば上記のように外商担当者と付き合いをしているのであれば、それなりの購入額や頻度を求められることもあります。
とはいえ購入は義務ではないので、どうしても不快というのであれば、いさぎよく外商顧客をやめて他の百貨店を利用し始める、というのも良いでしょう。
【まとめ】外商担当者のアテンドを利用して優先的に購入しよう
外商担当者のアテンドがあることで、購入が難しい商品を優先的に紹介してもらえる可能性もあります。
一方で、日頃からの付き合いがない場合には「欲しいです」と伝えておくだけでは、あまり意味がないかもしれません。
外商担当者とどのような付き合いをするかによって、理想的なショッピングができるかどうかも異なります。
とはいえ、一般顧客と比べれば、外商顧客であるというだけで百貨店から重宝されるもの。
大切なのは、外商顧客だからといってふんぞりかえったりせず、謙虚な気持ちを忘れないことです。
これから外商顧客になるのであれば、どの百貨店の外商カードが自分に合うのか、じっくり検討してみてはいかがでしょうか。
外商カードに付帯するサービスは百貨店それぞれによって異なり、充実さやお得さも違います。
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参考記事:大丸松坂屋の外商サービスがすごいって本当?お得意様カードの取得方法も解説