デパート・百貨店で外商になるためには、外商カードの審査に通過し作成できなければなりません。
外商カードの審査はかなり厳しいことで有名ですが、年収は基準のひとつです。
百貨店ごとに条件はそれぞれが設定しているので、一概に「いくら以上で審査に通過する」とは言い切れませんが、だいたいの目安であれば申込書を参考に割り出すことができます。
・デパートで外商になるために必要な年収とは?
・外商顧客になるための審査基準とは?
・デパートが重視している社会的信用とは?
実は、外商顧客になるためのハードルを以前と比較すると、かなり外商顧客になりやすい時代になりました。
外商顧客になりたいのであれば案外、夢の話ではないかもしれません。
この記事では、外商顧客になりたい場合に年収がいくら必要なのか、審査基準を詳しくご紹介します。
デパートで外商になるには年収が重要?審査基準とは?
デパート(百貨店)のお得意様である「外商顧客」になるためには、年収は重要な基準のひとつといわれています。
デパートで外商になるために必要な年収としては、「最低でも1,000万円以上は必要」と言われることが多いです。
公式として最低年収額を申込条件にしている百貨店は少ないですが年収1,000万円以上あれば、外商審査で通過できる可能性は高いでしょう。
一方で、一部の百貨店では年収をはっきりと申込条件に組み込んでいる場合もあり、2,000万円以上の年収が求められることもあります。
デパートで外商顧客になりたい!年収は高いほど良い?
デパートで外商顧客になりたいとき、デパートが発行している「外商カード」の審査に通過しなければなりません。
外商カードには、クレジットカードやハウスカードという形をとっていることが多く、審査の基準は百貨店がそれぞれ自由に設定しています。
年収はあくまで審査基準のひとつであり、申込書に記載するその他の情報もあわせて審査の参考にされるものです。
▼外商の審査基準例
- 年収
- 勤続年数
- 職業
- 所有不動産の有無
- 家族の有無
年収については、1年だけポーンと高くなっていても信頼性がないため、数年間におよぶ安定性があることが重視されます。
デパートの外商審査に重要なのは「社会的信用」
デパートの外商審査で重要なのは結果的に、総合的に判断した上での「社会的信用」が重要です。
年収が高いほど社会的信用が高くなる、という考え方は間違っていないものの、それだけでは判断できない要素と言えます。
また、基本的にはどの百貨店の申込書にも、資産額を記載する部分はありません。
つまり、いくら貯金があったとしても、外商カードの発行にはあまり関係がないと判断できます。
デパートで外商になりたい!なり方を解説
デパートで外商顧客になりたいとき、なりかたは主に下記の2通りです。
- 招待を受ける
- 自主的に申し込みをする
それぞれの具体的な手段を、詳しくご紹介します。
デパートで外商顧客になる方法①:招待を受ける
招待を受ける、という手段は、かつての王道です。
具体的には、下記のようなかたちで招待を受けられる傾向があります。
- 一般カードで年間100万円以上の買い物をする
- 外商顧客になっている人から直接招待を受ける
- 仲良くなった店舗スタッフから紹介される
- 高級マンションに住み招待DMを受け取る
ただし、上記の条件を満たしたからといって、かならず招待を受けられるとは限りません。
招待が受けられないかもしれないのに、やみくもに招待を目指して努力をする、というのはなかなか精神面に厳しと感じる人も多いでしょう。
デパートで外商顧客になる方法②:自主的に申し込みをする
最近では、自主的に申し込みができる百貨店も増えてきました。
具体的な方法としては、下記があげられます。
- 百貨店の外商カウンターへ足を運ぶ
- 公式サイトからオンライン申し込みをする
特に老舗の大手百貨店は、競うように公式ホームページからオンライン申込の受付を始めました。
外商カードへの申し込みをオンラインから受け付けることにより、より幅広い層を対象に審査をしています。
たとえば大手百貨店は下記のように、それぞれが公式ホームページを作り申し込みを受け付けています。
デパートで外商になりたい!なりやすい百貨店とは?
デパートで外商顧客になりたいなら、なりやすいのは「申し込み制度」が整っている百貨店です。
インターネットが普及するまでは基本的に、招待を待たなければ申し込みの機会すら得ることができませんでした。
一方で現在は、オンライン申込専用のページを設ける百貨店も増えており、誰にでも審査にチャレンジできるようになりました。
つまり、百貨店は審査をする対象者の幅を広げているということ。
それでも外商サービスが今までと同様のかたちで成り立っているのは、審査基準は依然として高いままであるから、と言えるでしょう。
自ら申し込みができるからといって審査基準が低いわけではありませんが、招待を受けられるかわからない段階でやたらと店頭ショッピングをするよりも、効率的なのは明らかです。
いつでも外商になれるわけではない?大切な「タイミング」とは?
外商サービスはあくまで、百貨店の裏のサービスのような位置付けです。
つまり、外商顧客をいつでも募集しているかというとそういうわけではありません。
たとえば、外商顧客が増えすぎてしまった場合には、外商部門が対応をしきれなくなってしまう可能性もあり、新規の募集を停止する可能性もあります。
近年では百貨店が、外商顧客の獲得に力を入れている傾向があるため比較的、外商顧客になるための窓口が大きく開かれている状態です。
特に、今までは存在しなかったオンラインでの申し込みを受け付けはじめていることからも、新規顧客の獲得へ意欲的であることがわかります。
外商顧客になりたいと考えているなら、今がタイミングかもしれません。
招待があればデパートの外商になりやすい?
すでに外商に入っている知り合いがいるのであれば、担当の外商員をとおして自宅へ招待DMを送ってもらうことも可能です。
知り合いからの招待があれば審査に通過しやすい、と言われているのは事実ですが、あまり頼りにしすぎるのはよくないでしょう。
なぜなら招待を受けても審査に通過できていない人は一定数おり、やはり審査の結果は、審査を受ける本人の社会的信用によることがわかっているからです。
相当の自信がある場合をのぞき、招待してくれた人に恥をかかせないためにも、招待は慎重になったほうが良いかもしれません。
【まとめ】デパートで外商になるには?年収も重要な要素のひとつ
デパートで外商顧客になるためには、年収はとても重要な要素のひとつです。
しかし、年収だけ良ければ審査に通過できるというほどシンプルなものでもなく、総合的な社会的信用があることがとても重要になります。
反対に言えば、年収が1,000万円を超えていなくても、社会的信用さえあれば審査に通過できる可能性はじゅうぶんにあります。
当サイトでは、百貨店の外商カードごとに審査基準や申込条件、外商サービス内容を詳しくご紹介しています。
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