百貨店ではお得意様である「外商顧客」へ、電話で買い物のサポートをすることがあります。
必要な商品を自宅まで持ち寄り見せてもらえるほか、ニーズにあうものを見繕って送ってくれるなど、外商サービスの幅は外商顧客によってさまざまです。
そこで、外商顧客になったばかりの人は特に、「どこまでサービスを受けて良いものかわからない…」と不安になることもあるでしょう。
外商サービスを利用したからといって、知らぬまにサービス料がかかるなどの心配はありませんが、ずうずうしく利用するのは気が引けるというのも自然なことです。
・百貨店から外商顧客へ電話がかかってくる理由
・担当外商員から電話が来た際の正しい対処法
・外商サービスを最大限に活用する方法
・外商サービスがおすすめの百貨店
この記事では、外商顧客が百貨店から電話を受ける理由やサービスの活用方法、担当外商員との正しい付き合い方を、詳しく解説します。
百貨店から外商顧客へ電話が来るって本当?
百貨店から外商顧客へ電話がかかってくることは、珍しいことではありません。
電話がかかってくる主な理由は、下記があげられるでしょう。
- 必要なものの有無の確認
- 新作など有益情報の伝達
- 外商顧客とのコミュニケーション
たとえば外商顧客の好きなブランドの新作が出た場合に伝達してくれるほか、限定品の確保の希望をするかどうかの確認、現在必要なものがあるかどうかの定期チェックなどがあげられます。
また、担当の外相員が定期的にコミュニケーションをとることで、必要なサービスの提供をすかさず試みてくれることも多いです。
底辺レベルの外商顧客にも電話がかかってくるもの?
よく「私は底辺レベルの外相顧客なのに、電話がかかってくるのはなぜ…?」と疑問の声があがっていますが、特に不思議なことではありません。
外商顧客にはVIP対応をするのが外商部門の役目であり、外商顧客のレベルに関係なくニーズにこたえ、役に立つ情報を伝えてくれるものです。
また現実的な話としては、外商員個人の成績アップが必要な場合に、営業の電話がかかってくることもあります。
担当外商員も営業サービスを仕事にしているからこそ、数字が必要になることは理解してあげるべきでしょう。
外商顧客になったからといって担当外商員のために買い物をする必要はありませんが、付き合い方によっては気をつかってあげるべきタイミングもあるかもしれません。
百貨店から外商顧客に電話があるときの正しい対応とは?
百貨店から外商顧客に電話があったとき、慌てたり構えたりしすぎる必要はありません。
正しい対応はシンプルで、丁寧に話をすればOKです。
たとえば、新たなキャンペーンや新作の紹介をしてくれたのであれば、時間があるなら話を聞いても良いですし、興味がなければそのように伝えれば良いです。
どのような情報であれば必要としているかなどを伝えてあげることで、自分にとってより心地よいサービスを提供してもらえるようにもなるでしょう。
担当外商員とは良い関係を築くのがおすすめ!
担当の外商員とはできるだけ良い関係を築いておくことで、サービスを最大限に楽しめるようになりやすいです。
外商員から電話がかかってくると「また営業かな…?」「そんなに買えないのに、嫌だな…」とマイナスな気持ちになってしまうこともあるでしょう。
しかし、時間をかけて対応しようとしてくれる担当外商員のことは無下に扱わず、丁寧に対応をしておくことで、その後いざというときに手を回してくれる可能性があります。
たとえば、市場では入手しづらいお酒などの商品を優先的に入手してくれるほか、レア商品や限定品を特別に取り置いてもらえる可能性も高まるでしょう。
担当外商員に気を遣いすぎる必要はありませんが、人として気持ちの良いやり取りができるよう心がけてみることをおすすめします。
百貨店の担当外商員との正しい付き合い方とは?
百貨店にもよりますが、担当外商員との正しい付き合い方を心得ておくことで、外商サービスを気持ちよく最大限に活用しやすくなります。
外商サービスは基本的に、いくら活用しても問題はありません。
しかし、小さな買い物ばかりするのに毎回担当の外商員へ自宅まで持参させるほか、家にまで商品を持って来させておいて買わないなど、人としての礼儀が欠如したおこないはNGです。
ルールがあるわけではないからこそ、人間性が担当外商員との関係性を左右するとも言えるでしょう。
そこで、できるだけ気持ちの良い取引をするためにおすすめの付き合い方は、下記のとおりです。
- 支払いを外商扱いにする
- 必要以上に頼らない
- ギブアンドテイクの精神を忘れない
それぞれについて、詳しく解説します。
百貨店の外商員との付き合い方①:支払いを外商扱いにする
普段ちいさな買い物をした際にも、支払いを外商扱いにすることで、担当外商員の売り上げとしてカウントされます。
日頃の買い物を担当外商員の売り上げとしてつけておくことで、担当外商員による日頃からのサービス対応へ恩返しをすることができるでしょう。
もし、日頃から担当外商員の手を借りているわけでもないのに、外商員から必要以上に営業をかけられていると感じた際にも、あえて外商扱いにしておき恩を売っておくのも良いです。
百貨店の外商員との付き合い方②:必要以上に頼らない
担当外商員が無料でよくしてくれるからといって、なんでもかんでも外商員に依頼をしてしまうと、基本的にはそれだけの買い物をしてあげなければなりません。
もちろん「営業のプレッシャーは関係ない。自分の欲しいものだけを買う。サービスもたっぷり使う」という強いメンタルを持っているなら、気にする必要はありません。
しかし相手も人だからこそ、気持ちの良い関係を築いておいた方が、後々自分のためになるでしょう。
担当外商員の売り上げ成績に貢献するつもりがないのであれば、必要以上にサービスを頼るのは避けることをおすすめします。
百貨店の外商員との付き合い方③:ギブアンドテイクの精神を忘れない
外商員の希望ばかりを飲んで買い物をしてあげる必要はありませんが、外商員にお世話になったのであればお返しをしてあげることを検討しましょう。
プレゼントを買ってあげるなどの必要はありませんが、購入実績面で貢献してあげることで、担当者の頑張りが報われるものです。
サービスをテイクするのであれば、担当者へのギブ精神も忘れない、という姿勢でいることをおすすめします。
【まとめ】百貨店から外商顧客へ電話があっても大丈夫
百貨店の担当外商員から電話があったとしても、構える必要はありません。
一般的な電話と同様に要件を聞き、もし不要な営業であれば断ってしまいましょう。
反対に、自分にとって有益なサービスの案内や、商品の紹介であれば、うまく活用して問題ありません。
外商顧客になったからには、存分に外商サービスを使ってみてはいかがでしょうか。
もし外商員の対応が自分と合わない、と感じるのであれば、他の百貨店へ移動することも検討してみると良いです。
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