大手百貨店のひとつ「高島屋」の外商カード「タカシマヤカード<プレミアム>は、まさにステータスカードそのものです。
取得は簡単ではなく、申し込みをしても審査に通過できないケースも珍しくありません。
▼外商カード「タカシマヤ<プレミアム>」のスペック
- 年会費:11,000円(初年度無料)
- 優待タイプ:割引あるいはポイント選択制
- 還元率:最大10%
- 家族カード:1,100円(上限4人)
厳密にいうと、高島屋にが外商カードが複数存在しており、下位カードにあたる「タカシマヤカード<ゴールド>」も外商サービスが受けられる外商カードです。
「タカシマヤカード<プレミアム>」は完全招待制なので、基本的には「タカシマヤカード<ゴールド>」から作成し、招待を待つ必要があります。
この記事では、百貨店「高島屋」の外商カードの外商カードがどのようなカードなのか、サービス内容や申し込み方法を詳しくご紹介します。
百貨店「高島屋」の外商カードの申し込み方法とは?特徴を解説
高島屋の外商カードには、大きく分けて2種類あります。
- タカシマヤカード<ゴールド>
- タカシマヤカード<プレミアム>
<ゴールド>の上位にあるのが<プレミアム>で、自ら申し込みができるのは<ゴールド>だけです。
なお、年会費はどちらも同様で11,000円ですが、<プレミアム>だけは年間100万円以上の利用で年会費が無料になるなどの違いがあります。
それぞれの特徴や申し込み方法を、詳しく解説します。
高島屋の外商カード①:タカシマヤカード<ゴールド>
「タカシマヤカード<ゴールド>」は、自分からオンライン申し込みができる外商カードです。
▼「タカシマヤカード<ゴールド>」のスペック
- 年会費:11,000円
- 優待タイプ:ポイント還元
- 初年度の割引率:ポイント還元8%
「タカシマヤカード<ゴールド>」では、ポイント還元にて優待を受けることができます。
初年度は還元率が8%と設定されており、翌年度からは前年度の購入額によって還元率が変動します。
▼ポイント還元率
- 年間100万円未満の利用:8%ポイント還元
- 年間100万円以上の利用:10%ポイント還元
ただし、貯まったポイントには有効期限が最大24ヶ月として定められており、最低2,000ポイント〜利用可能という条件があり、使い勝手が良いとは言えないかもしれません。
なお、「タカシマヤカード<ゴールド>」の申し込み資格としては、下記をクリアしている必要があります。
- 27歳以上である
- 収入が安定している
- 自宅や勤務先に電話連絡ができる
上記をクリアしていれば、誰でも公式ホームページからオンライン申し込みが可能です。
高島屋の外商カード②:タカシマヤカード<プレミアム>
高島屋の上位にある外商カード「タカシマヤカード<プレミアム>」は、2タイプに分けることができます。
- 割引タイプ
- ポイント還元タイプ
購入額に対して割引、あるいはポイント還元を受けることができ、どちらが良いかは申込時に選ぶことができます。
ポイント還元タイプのポイントについては、上記でご紹介した「タカシマヤカード<ゴールド>」と同様の有効期限や最低利用ポイントの条件が適用されます。
割引タイプであれば購入額から直接割引を受けることができるため、おすすめは「割引タイプ」です。
割引率やポイント還元率の設定は異なり、一見すると年間50万円未満の利用しかしない予定の人であれば、ポイント還元タイプを選ぶべきだと思えるかも知れません。
タカシマヤカード<プレミアム> | 割引タイプ | ポイント還元タイプ |
年間50万円未満の利用額 | 翌年度に5%割引 | 翌年度に8%還元 |
年間50〜100万円未満の利用額 | 翌年度に8%割引 | 翌年度に8%還元 |
年間100万円以上の利用額 | 翌年度に10%割引 | 翌年度に10%還元 |
しかし、最低利用ポイントなどの条件や、ポイントの有効期限をふまえると、利用額にかかわらず「割引タイプ」を選んでおいた方が確実にお得に買い物ができるでしょう。
なお、「タカシマヤカード<プレミアム>」を取得するためには、「タカシマヤカード<ゴールド>」を使用して年間300万円以上の買い物をすることで、招待が受けられると言われています。
年間300万円はあくまで目安ですが、一般的な外商カードの招待が年間100万円を目安にしていることと比較すると、ハードルが高いと言えるでしょう。
また、百貨店の外で使用した金額については購入実績に含まれないため、百貨店だけで300万円を目指す必要があります。
百貨店「高島屋」の外商カードは取得難易度が高い?
「高島屋」の外商カードの取得難易度は高いと言われており、誰でも取得できるわけではありません。
審査基準は公開されていませんが、下記のような内容は確認されていると予想されます。
- 年収
- 持ち家の有無
- 同居家族の有無
- 勤務先
- 勤務形態
- 勤続年数
審査基準はあくまで高島屋が独自で決めているため、審査に通過するかどうかは申し込みをしてみなければわかりません。
高島屋の外商カードが作りたい!年収は重視される?
よく「外商顧客になるためには年収1,000万円がボーダーライン」と言われることがありますが、かならずしも1,000万円を超えている必要はありません。
年収が高いに越したことはありませんがそれよりも、個人情報の信ぴょう性や、社会的信用が高いかどうかを基準に判断されている可能性が高いです。
申込書上で必要としている情報はかなり限定的で、多くを語る場所はありません。
あくまで表面上で判断できる「社会的信用」を重視している、と判断すべきでしょう。
百貨店「高島屋」の外商カードはおすすめ?
高島屋の外商カードは、<プレミアム>所有で年間100万円以上を利用することで、年会費が無料になります。
しかし、<ゴールド>では年会費無料になることがなく、割引タイプが選べない点もネックです。
これから百貨店の外商カードを作るなら、サービス内容や割引率を比較したうえで優れている面が多いのは「大丸松坂屋」です。
大丸松坂屋では、サービス内容もほとんど変わらない一方で、年間70万円以上の購入で最大11%の割引が受けられるため、お得度が違います。
高島屋では年間100万円以上の購入をしなければ最大還元率10%を得られず、<ゴールド>カードの場合にはポイント還元しか選べないため、利便性としては大きな差ではないでしょうか。
参考記事:大丸松坂屋の外商サービスがすごいって本当?お得意様カードの取得方法も解説
【まとめ】百貨店「高島屋」の外商カードは招待制
百貨店「高島屋」の外商カードには、「タカシマヤカード<プレミアム>」と「タカシマヤカード<ゴールド>」が存在します。
<プレミアム>は<ゴールド>の上位にあるカードで、完全招待制です。
一方で<ゴールド>は公式ホームページから、オンライン申込が可能なのでとても手軽。
とはいえ、審査は<ゴールド>も簡単ではありません。
どちらを選ぶにしても、ステータスカードと呼べるカードです。
とはいえ、これから外商カードを作成したいという人におすすめなのは、「大丸松坂屋」の外商カード「大丸松坂屋お得意様ゴールドカード」です。
もし高島屋であることに大きなこだわりがないのであれば、あわせて検討してみることをおすすめします。
参考記事:大丸松坂屋の外商サービスがすごいって本当?お得意様カードの取得方法も解説