百貨店のお得意様である「外商顧客」は、まさに「VIP」や「セレブ」などに匹敵する「超富裕層」である、というイメージを持つ人も珍しくないでしょう。
そこで超富裕層といえば、「値札を見ずに衝動買いする」「超ハイブランドを身にまといキラキラしている」と想像する人も多いかもしれませんが、実はそうでもありません。
百貨店を歩いていると、いかにも高級なブランドを身にまとい歩いている人を見かけますが、そのような人が必ずしも外商顧客とは限りません。
担当外商員が隣にぴったりとくっついて接客していれば一目瞭然ですが、そうでないことも多いです。
では、外商顧客はどのように見分けることができるのでしょうか?
・外商顧客は服装より品で判断できる
・本当のセレブこそ普段着で買い物をしている
・外商顧客は百貨店に訪れずに買い物をしている
つまり、そもそも本物の超富裕層が、百貨店で買い物をしているとは限らないと言うことです。
とはいえ、超富裕層も百貨店での買い物は楽しんでいるため、見かけることは可能です。
それこそ百貨店が外商顧客だけを招待する「特別販売会」では招かれる人は当然、外商顧客だけだからこそ、まさに「外商顧客」としてイメージするきらびやかな顧客も多く見受けられます。
この記事では、外商を見た目て判断できない理由や、それでも見分けるためのコツを、徹底的にご紹介します。
外商顧客は見た目で判断できない!理由とは?
外商顧客の全員が超ハイブランドを身につけていて、担当外商員を隣につけて歩いているかというと、そんなことはありません。
実は外商顧客といえど見た目で判断できないことが多いのですが、理由の例としては下記があげられます。
- 百貨店の店頭で買い物をしていない
- カジュアルな服装であることも多い
- 高見えする服装を避けている
それぞれについて、詳しく解説します。
見た目で判断できない理由①:百貨店の店頭で買い物をしていない
外商顧客はそもそも、百貨店の店頭で買い物をしていないことが多いです。
なぜなら外商顧客は、自宅まで外商員を招いて買い物をすることが可能だから。
外商顧客の中でも特に上層となると、気になる商品はすべて外商員に依頼し、自宅まで持ってきてもらうことも多いのだとか。
「旦那の誕生日なんだけど、何をプレゼントしたら良いかしら?」
「娘の成人祝いに気の利いた旅行をしたいんだけど、どう?」
「妻に結婚記念日のプレゼントが欲しいんだけど、みつくろって」
このような依頼があれば、担当外商員が自宅まで訪問し、商品をズラッと並べて販売します。
あるいは、百貨店にある専用ルームへ足を運び、好みの商品を部屋まで持ってきてもらい眺める、というケースも多いです。
もちろん、超上層の富裕層も百貨店の店頭で買い物を楽しむこともありますが、レベル違いの外商顧客ほど店頭でお目にかかれるタイミングは少ないでしょう。
見た目で判断できない理由②:カジュアルな服装であることも多い
外商顧客にとって、百貨店はそもそもおめかしをして足を運ばなければならない場所ではない、という人もいます。
外商顧客が百貨店で買い物をする感覚は、一般庶民が地元のスーパーに行くような感覚と同じようなものであり、わざわざ着飾る必要がないという意見です。
日頃から良いブランドを身につけている外商顧客は多く、ハイブランドをカジュアルなスタイルに取り入れている人も珍しくありません。
一般庶民としては、「せっかくハイブランドを買うんだから、おしゃれな場所に使えるものを」と、服やバッグを選びたくなるもの。
しかし外商顧客は、日頃から身につけているものがほとんどハイブランドなので、日常使いとして着心地の良いTシャツやスウェットもハイブランドであることが多いです。
一見カジュアルでラフな服装でも、よく見るとハイブランドを着こなしている、という顧客こそ、実は外商顧客である可能性が高いです。
見た目で判断できない理由③:高見えする服装を避けている
外商顧客レベルになると、あえて高見えする服装を避けていることもあります。
理由としてはたとえば、下記があげられるでしょう。
- お金を目当てに近づいてくる人を避けたい
- 余計な妬みを回避したい
- 店員から余計な接客を受けたくない
まさに、お金持ちならではの悩みと言えるような理由ばかりかもしれません。
お金を持っていることが分かれば、得をするために近づいてくる人も増えるのは想像しやすいです。
また、高級ブランドばかり使うことにより、余計な妬みも増えてしまうものでしょう。
さらに、セレブがばれてしまえば店員は目の色を変えて手厚い接客をするほか、不要なものまで買わせようとする店員も増えるかもしれません。
外商顧客にとってはスーパーで買い物をするような感覚だからこそ、店員からの手厚すぎる接客はうっとうしく感じてしまうのも、無理はありません。
外商は見た目で判断できない!見分ける方法とは?
外商顧客は見た目では判断できないとお伝えしましたが案外、共通点は多いです。
よく見ると下記のような要素をすべておさえていることが多いため、目が慣れてくると「あの人は外商顧客かも」と思えるようになっていきます。
- 外商カードを利用している
- 身だしなみの基礎が整っている
- 手に入りにくい高級品を所持している
結果的には、会計時に外商カードで支払っているかどうかが答えになるというのは当然のこと。
そのほかに共通している点といえば、肌や髪、爪がきれいに整えられており品がある、という人が外商顧客には圧倒的に多いです。
また、ただ高級ブランドを身につけているのではなく、一般顧客ではなかなか手に入らないレア商品を持っていると、外商顧客である可能性がグンと上がります。
たとえばエルメスのバッグというだけでなく、クロコなど爬虫類の革素材で作られたバーキンを持っていれば、ほとんど確実に外商顧客と判断できるでしょう。
外商顧客を見分けたい!特別販売会で見る目を肥そう
外商顧客を見分けられるようになりたいなら、自分自身が外商顧客になり、外商顧客だけが招待される特別販売会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
特別販売会ではホテルなどの大きな会場を貸し切り、ハイブランドがブースごとに並ぶため、欲しいものをまとめて見やすい空間になっています。
もちろん何も買わずに会場を出ることもできますが、一級品ばかりが安値で並ぶため、購入意欲が掻き立てられるのはやむをえないでしょう。
特別販売会では、外商顧客が自分たちのペースで会場内を練り歩き買い物を楽しんでいるため、その様子を見ているだけでも面白いはずです。
この機会に持ち物チェックをしておくと、目が肥えていくのではないでしょうか。
【まとめ】外商は見た目で判断できない!
外商顧客を見た目で判断するための、明確な基準はありません。
やはり、会計時に外商カードを出すかどうかが決定的ではありますが、会計時の手元を覗き込むのは得策とも言えないでしょう。
外商顧客の身なりや立ち振る舞いが気になるのであれば、自分が外商顧客になり、外商顧客だけが招待される「特別販売会」へ参加することをおすすめします。
これから外商顧客になるのであれば、おすすめは「大丸松坂屋」です。
特別販売会が豪華なのはもちろん、日頃のサービスも充実しており、百貨店での買い物をお得に楽しみたい人に向いています。
詳しくは、下記の記事をあわせてご活用ください。
参考記事:大丸松坂屋の外商サービスがすごいって本当?お得意様カードの取得方法も解説