高島屋の外商カード「タカシマヤカード<プレミアム>」は、年間100万円以上の買い物をする人におすすめの外商カードです。
ただし完全招待制なので、自分から申し込みをすることはできません。
外商カードの取得を目指したいのであれば、その下位カードである「タカシマヤ<ゴールド>」の取得を目指してみるのが良いでしょう。
「タカシマヤ<ゴールド>」であれば、公式ホームページにてみずから申し込みをすることが可能です。
・高島屋の外商カードの魅力とは?
・高島屋の外商カードの取得方法とは?
・条件の改悪や改良がされた内容とは?
なお、高島屋は外商カードやその他カードの内容を頻繁に変更しています。
2022年に大幅な改悪があった一方で、2025年4月1日以降には新たな変更をとりいれる予定であることが発表されており、一部さらなる改悪があるものの改良された部分も見受けられます。
総合的に安定感がなく、安心して利用し続けにくいカードと判断もできる高島屋の外商カードですが、入会を希望されるかたは各自のタイミングごとに条件を確認してみてください。
この記事では、改悪・改良された部分も含めて、高島屋の外商カードの魅力について詳しくご紹介します。
高島屋の外商カードとは?100万円がカギ
高島屋の外商カード「タカシマヤ<プレミアム>」の基本的なスペックからご紹介します。
▼高島屋の外商カードのスペック
- 年会費:税込11,000円(初年度は無料)
- 家族カード年会費:1,100円(生計を同一にする家族が4枚まで無料)
- 初年度優待率:最大10%
- 次年度以降の優待率:5〜10%
年会費は11,000円(税込)ですが、年間100万円以上の買い物をすることで年会費が無料になります。
また、還元率については「割引タイプ」と「ポイント還元タイプ」があり、それぞれ還元率の条件が異なります。
1年間の利用金額 | ポイントタイプ | 割引タイプ |
50万円未満 | 8% | 5% |
100万円未満 | 8% | 8% |
100万円以上 | 10% | 10% |
ポイントは、年間の買い物額が50万円未満の場合に、割引タイプでは5%の割引が適用される一方で、ポイントタイプでは8%のポイント還元が適用されることです。
そこで、今までは下記の理由で、「割引タイプ」が圧倒的におすすめでした。
- 2,000ポイント単位での利用しかできない
- 2,000ポイントを下回った分は使えない
- 有効期限がポイント積立期間(12ヶ月)+12ヶ月
しかし2025年4月以降は、2,000ポイント単位での利用という制限がなくなり、1ポイント単位で利用できるようになったため、今までと比べると使いやすくなりました。
ただしポイントの有効期限は総合的にみると短くなったため、一概に条件が良くなったとは言えません。
ここからは条件の改良、改悪部分について詳しくご紹介していきます。
タカシマヤカード各種の改良・改悪点
2025年4月1日以降のタカシマヤカード各種の改良・改悪点も確認していきます。
- 利用ポイントの単位の改良
- ポイント付与方式の変更
- 現金や商品券利用時の改悪
- ポイント有効期限の改悪
なお高島屋では、2022年3月にも、大幅な条件の改悪があったことが有名です。
- 家具など嵩物品の自宅配送料の有料化
- 会計金額10,000円未満の商品の配送料の有料化
- 駐車場の優待サービス内容の見直し
このような点をふまえると、今後も改悪が進む可能性がないとは言い切れません。
ここからは、2025年4月の変更点について、解説します。
高島屋のカード変更点①:利用ポイントの単位の改良
従来は2,000ポイント単位からでなければ利用ができなかったものが、これからは1ポイント単位で利用できるようになります。
2,000ポイントに満たなかったポイントについては利用できないので、有効期限がきてしまえば消失させるしかなかった今までとは異なり、1ポイントも余すことなく使いやすくなりました。
高島屋のカード変更点②:ポイント付与方式の変更
ポイントの付与方法が、今まで「基本ポイント」のみだったのに対して、「基本ポイント」と「クレジット決済ポイント」の2つにわけられることになりました。
合計ポイントとしては今までと変わらず、付与分の1%がクレジット決済ポイントにあてられる物であるため、改悪とも改良とも言えません。
基本ポイントは購入時に付与される一方で、クレジット決済ポイントは当月1日〜末日までの利用分をまとめて翌月初旬に付与されます。
ポイント付与のタイミングが遅くなったという点では、改悪ともとらえられるかもしれません。
高島屋のカード変更点③:現金や商品券利用時の改悪
今までは現金や商品券利用時にもポイントがついていた一方で、2025年4月以降はクレジットカード払いぶんのみポイント付与されることになりました。
分割払いやボーナス払いの場合にも、ポイント率は一括払いのときと同様である、としてメリットを表記してはいますが、本質としてデメリットをカバーできているわけではありません。
この改悪は実用面で、かなり大きなマイナスポイントと言えるのではないでしょうか。
高島屋のカード変更点④:ポイント有効期限の改悪
ポイントの有効期限が、今までは「積立期間(12ヶ月)」+12ヶ月の、24ヶ月とされていました。
しかし今回、1ポイントから還元できるよう改良されたことをふまえ、有効期限は大幅に短くなったのが改悪点です。
改悪後、ポイントの有効期限はポイント獲得をした翌年の12月末日とされており、最長で24ヶ月が適用されます。
つまり、1月にポイントを獲得した場合には翌年の12月末日まで有効期限があるため、最長の24ヶ月の有効期限がもらえるということ。
一方で12月に獲得したポイントは、翌年の12月までの13ヶ月間しかポイントを利用できないことになります。
1ポイントから使えるようになったとはいえ、場合によってはポイントを利用するために無理に買い物をしなければならなくなりそうです。
高島屋の外商カードはどうすればゲットできる?
高島屋の外商カードである「タカシマヤカード<プレミアム>」は、完全招待制のクレジットカードです。
そこで、「タカシマヤカード<プレミアム>」を作りたいのであれば、下位カード「タカシマヤカード<ゴールド>」で購入実績を作り、優良顧客であることをアピールするのが得策でしょう。
一部のエリアに住んでいる人には、百貨店から招待状が届くこともありますが、これはとても稀な話です。
基本的には、高島屋でクレジットカードを作成して購入を重ねることで、百貨店から招待状をもらい申し込む、というのが王道のながれです。
具体的には、タカシマヤカードで年間100万円の買い物をすると、「タカシマヤカード<プレミアム>」の招待が来ることが多いと言われています。
【まとめ】高島屋の外商カード取得は年間利用額100万円がカギ!
年間利用額が100万円あると、高島屋の外商カード「タカシマヤ<プレミアム>」の招待状が届くと言われています。
また取得した後にも年間100万円の買い物をすることで年会費が無料になるほか、最大の10%ポイントあるいは割引還元が受けられるなど、特典が多数。
高島屋の外商カードを取得したい人にとって、「100万円」はカギと言っても過言ではないでしょう。
高島屋の外商カードについてより詳しく知りたいかたは、下記の記事もあわせてご活用ください。
参考記事:高島屋の外商カードのメリットを解説!ポイント制と割引制どっちがお得?