大手の百貨店として知られる「三越・伊勢丹」では、「MI CARD +(エムアイカードプラス)」シリーズと呼ばれるクレジットカードを発行しています。
一般の「エムアイカード プラス」から始まり、「エムアイカード プラスプラチナ」と呼ばれる最上位カードまで幅広く展開しており、年会費やサービス内容はぞれぞれ異なります。
三越の外商カードは「お帳場カード」、伊勢丹の外商カードは「お得意様カード」と呼ばれており、完全招待制です。
一方で、一般的な「外商カード」のような立ち位置のクレジットカードも発行しており、厳しい審査に通過した人だけが取得できます。
・三越伊勢丹の外商カードとは?
・三越伊勢丹で外商カードを所有するメリットは?
・三越伊勢丹の外商カードを取得する方法とは?
三越伊勢丹の外商カードは、百貨店に認められた一部の人だけが招待を受けるカードです。
日頃から三越伊勢丹で大きな買い物をするのであれば、所有していて損はないでしょう。
この記事では、三越伊勢丹の外商カードがどんなカードなのか、スペックや取得方法を詳しく解説します。
三越伊勢丹の外商カードとは?スペックを解説
三越伊勢丹の外商カードである「お帳場カード」や「お得意様カード」は、完全招待制です。
自分から申込ができないので、百貨店側から声をかけてくるまで待つ必要があります。
百貨店に「お得意様になってもらいたい」と思われるためには、「逃したくないお客様」として毎年、100万円以上の買い物をするのが目安です。
一方で、三越伊勢丹には自分から申込ができる「外商カード」が存在します。
完全招待制である「お帳場カード」や「お得意様カード」が本物の外商カードであれば、申込制のカードは「外商カードレベル」のカードと認識するべきかもしれません。
ただし、年会費を含むサービス内容は「お帳場カード」や「お得意様カード」とほとんど変わりません。
「お帳場カード」や「お得意様カード」に関する情報は公式に発表がされていませんが、異なる点としては「お帳場カード」や「お得意様カード」だけは「割引」が対象となる部分です。
申込制の外商カードの場合には「ポイント」として還元される選択肢しかないことに対し、招待制であれば割引率の優遇を選ぶことができると言われています。
三越伊勢丹の一般外商カードとは?
三越伊勢丹には、自ら申込ができるクレジットカードがあります。
複数のクレジットカードを発行していますが、主なタイプは下記3つです。
- エムアイカード プラス
- エムアイカード プラスゴールド
- エムアイカード プラスプラチナ
上記のうちの「プラス」は一般カードで、もっとも作成しやすく年会費も2,200円と最安値です。
「プラス ゴールド」以上は一般的な「外商カード」と同等のサービスを受けることができ、外商顧客それぞれに担当の外商員がつくのもプラスゴールド以上のステージからになります。
「エムアイカード プラスゴールド」は、招待制ではなく自分から申込ができる「外商カード」と呼ばれています。
内容は「お帳場カード」や「お得意様カード」と同等ですが、条件さえクリアしていれば自ら申込が可能です。
▼カード別スペック
年会費(税込) | 百貨店ポイント率 | 百貨店外ポイント率 | |
エムアイカードプラス | 初年度年会費無料 2,200円 |
5〜10% | 0.5% |
エムアイカードプラスゴールド | 初年度年会費無料 11,000円 |
8〜10% | 1% |
エムアイカードプラスプラチナ | 60,500円 | 10% | 1% |
還元率については細かく設定されているので、下記で詳しく解説します。
三越伊勢丹の還元率はステージごとに異なる!
上記では「プラスゴールド以上のステージで外商顧客と同等のサービスが受けられる」ことをお伝えしました。
三越伊勢丹では少々複雑な設定をしており、年間購入額ごとにステージわけをすることで、還元率を設定しています。
還元率(翌年度に適用) | 必要な年間購入額 | |
ホワイトステージ | 5% | 入会時・30万円未満 |
シルバーステージ | 8% | 30万円以上(あるいはエムアイカードプラスゴールド所有者であること) |
ゴールドステージ | 10% | 100万円以上(あるいはエムアイカードプラスプラチナ所有者であること) |
プラチナステージ | 10% | 300万円以上 |
なお、「エムアイカード プラスゴールド」の所有者はつねに「シルバーステージ」以上、「エムアイカードプラスプラチナ」の所有者はつねに「ゴールドステージ」以上が割り当てられます。
つまり、「エムアイカード プラス」の所有者であっても、年間100万円以上の購入があれば還元率10%の対象となります。
「還元率が高くなれば良い」という人であれば、「エムアイカード プラス」で年会費をおさえながら、高還元率を堪能することが可能です。
▼「エムアイカード プラスゴールド」以上に適応されるサービス例
- 毎年4,200円分のクーポン付与
- 空港ラウンジサービスの利用
- 手荷物手配サービス
- 旅行時の保険サービス
- 担当外商員によるサービス
還元率以外のサービスは、「プラスゴールド」以上のランクでのみ受けることが可能であり、これが「外商カードレベル」と言われる理由です。
ここからは、「エムアイカード プラスゴールド」以上のカードや招待制の「外商カード」を、どのように取得すれば良いのかを、詳しく解説します。
三越伊勢丹で外商カードが作りたい!おすすめの手段は?
三越伊勢丹の「お帳場カード」や「お得意様カード」と呼ばれる本物の外商カードは、所有していればステータスとして輝くものになるでしょう。
しかし、お帳場カードやお得意様カードは完全招待制なので、いくら年収や社会的信頼がある人でも、自分から申込をすることはできません。
そこで、外商カードを取得するおすすめの手段は、一般カードの「エムアイカード プラス」を作り、購入実績を積んで招待を受けることです。
①一般カード「エムアイカード プラス」を作成
②初年度年会費無料のうちに購入実績を積む
③翌年度も年間5万円以上の購入で年会費のもとをとる
④購入実績をつけて外商カードの招待を受ける
初年度の年会費が無料、翌年度からも5万円以上の購入で年会費のもとがとれる「エムアイカード プラス」で購入実績を数年間積めば、百貨店側から外商カードの招待が届くでしょう。
購入実績は基本的に、年間100万円ほどの買い物が必要です。
外商カードを目指すのであれば地道に毎年、購入実績をつけていく以外に方法はありません。
まずは三越伊勢丹の発行する「エムアイカード」の取得から始めてみましょう。
【まとめ】三越伊勢丹の外商カードはお得意様の証拠
三越伊勢丹の外商カードと呼ばれる「お帳場カード」や「お得意様カード」は完全招待制であり、百貨店からの信頼を積み上げる以外に取得する手段はありません。
一方で「これから三越伊勢丹で買い物をまとめたい」という人は、条件さえクリアしていれば、外商カードと同レベルの「エムアイカード ゴールド」に申込が可能です。
「エムアイカード ゴールド」からは担当の外商員がつくため、一般的な「外商顧客」としてのイメージでカードを利用できます。
おすすめは、「エムアイカード プラス」で購入実績を積み、「エムアイカード ゴールド」と同レベルの「お帳場カード」や「お得意様カード」の招待を受けることです。
あるいは毎年11万円以上の買い物をするのであれば、ほとんど外商カードと変わらない「エムアイカード ゴールド」の取得に挑戦してみても良いでしょう。
三越伊勢丹カードの取得は、公式ホームページからおこなえます。