外商顧客になるための条件とは？自分で申し込む方法を解説

百貨店が手厚いサービスの対象としている「外商顧客」。

外商顧客は誰にでもなれるものではありませんが、どのような条件が設定されているのでしょうか？

「外商顧客になるために必要な条件は公開されていない」というのが結論ですが、実際にはある程度の予測が可能です。

一般的に言われている「外商顧客の条件」さえクリアしていれば、自分からでも気軽に申し込むことができる時代になっています。

400年も前の江戸時代、呉服屋が裕福な武家や大名の自宅まで、反物(着物の布)を持参して販売していたことに由来する「外商」。

今の時代も外商顧客は、百貨店にとって大きな「優良顧客」です。

百貨店にとっての優良顧客になろうというのであれば、申し込みをしておくことで割引やスペシャルなサービスを受けられるようになるかもしれません。

外商顧客になるための条件とは？

外商顧客になれば、百貨店だけとは言わず、自宅などの店外でも希望の商品を選び購入できるようになります。

ただし、外商顧客になるための条件は、基本的に下記の通りです。

とはいえ、上記を全てクリアしていることが絶対条件なわけではありません。

実質的に重要なのは、百貨店側にとって優良顧客であるかどうかです。

それぞれの条件にあてはめて、実質的な優良顧客であると言われている判断基準を詳しくご紹介します。

外商顧客になるための条件①：年収1,000万円以上

百貨店によっては、年収が1,000万円以上でないと申し込み欄に選択肢がないなど、年収を徹底したボーダーラインを作っていることがあります。

一方で、年収1,000万円未満でも申し込みができる百貨店も存在しますが、年収が高いに越したことはないでしょう。

百貨店によっては年収600万円ほどの人にも招待をしていることもあるため、年収は絶対的な条件ではありません。

外商顧客になるための条件②：年間購入額100万円以上

年間購入額が100万円以上になった場合、百貨店側から招待がある可能性が高まります。

また、自分で申し込みをする場合にも、100万円以上の購入をしていることが証明できれば、審査に通過しやすいと言われています。

100万円以上の購入を証明するためには、百貨店の発行するクレジットカードで買い物をしなくてはいけません。

まだクレジットカードを作成していない場合は、外商顧客になりたい百貨店を1つに絞り、該当百貨店のクレジットカードを作成しましょう。

外商顧客になるための条件③：持ち家がある

外商顧客になるための申込書には、持ち家の有無を記載する欄があることが多いです。

持ち家がなくては外商になれない、というわけではありませんが、持ち家がある人の方が審査に有利に働くと言われています。

また、家を購入した場合や、タワーマンションに住み始めたタイミングで、百貨店側から招待が届くこともあります。

近くにある百貨店からの招待があった場合にも審査に通る必要はありますが、ほとんどの場合に問題なく通過できるはずです。

外商顧客の条件はクリアしてる？申し込みステップで確認しよう

上記でご紹介した外商顧客としての条件をクリアしているかどうかに関係なく、下記が外商への王道ステップです。

外商は基本的に「招待制」であると言われています。

「招待された人がなるものである」と言われる理由は、上記のようなステップにより百貨店に「お得意様」と認識されると、自然と招待を受けるものだからです。

ステータスのように言われがちな「外商」ですが、百貨店を利用しない人にとっては価値がありません。

百貨店としても、外商として大きな金額のショッピングを楽しんでくれる人を優遇したいからこそ、一定以上の買い物をするお客様にはお声がけをするという考えは自然なこと。

上記のステップにより、百貨店からの信頼を得る方法を詳しく解説します。

外商の条件クリアステップ①：百貨店を決める

複数の百貨店で外商になることも問題ありませんが、まずは1つの百貨店に通い、「お得意様」として認識してもらうように動くのがおすすめです。

まずは百貨店を1つに絞り、購入していくものをざっと考えておきましょう。

外商の条件クリアステップ②：百貨店のクレジットカードを作成する

百貨店を1つに絞ったら、該当百貨店のクレジットカードを作ります。

百貨店で買い物をするときには、必ず百貨店のクレジットカードだけで買い物をすることで、買い物実績がついていきます。

外商の条件クリアステップ③：クレジットカードに購入履歴をつける

クレジットカードに購入履歴を作ることで、百貨店側からの信頼がたまっていきます。

購入履歴をつけるときには、年間で最低でも100万円を目指してみてください。

特にアクセサリーや呉服、高級ファッションに該当する服の購入を続けていると、百貨店側から喜ばれる傾向があると言われています。

外商の条件クリアステップ④：仲の良い百貨店スタッフを作る

百貨店スタッフの中から数人あるいは1人でも良いので、顔見知りと言える人を作っておくのがおすすめです。

定期的に通う馴染みのお店で、馴染みの店員を作りましょう。

買い物をするときには毎回、同じスタッフから優先的に営業を受けるようにすることで、外商としての紹介を受けやすくなる傾向があります。

外商の条件クリアステップ⑤：外商として招待を受ける

百貨店のクレジットカード履歴が貯まると、百貨店側から外商としての招待が届くはずです。

スタッフから直接声をかけられる場合のほかに、自宅へDM(郵便物)が届く場合があります。

百貨店のクレジットカードは基本的に、年間の購入額によって毎回の購入割引率が設定されています。

年間で多く購入するほど割引額が大きくなりお得なので、招待を受けるまでは気長にショッピングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

外商の条件をクリアするとどうなる？

外商の条件をクリアすると、外商顧客としての特別なサービスが受けられるようになります。

外商になるために作成するクレジットカードだけでも、購入品に割引がきくようになりお得になります。

しかし外商になると、さらに特別なサービスを受けられるようになるのが◎。

上記のようなサービスは、外商顧客にしか体験できないものばかり。

最近では年間購入額100万円でも外商顧客になるのが難しい、と言われる百貨店も目立ちますが、まずは購入実績をつけて申し込みにチャレンジすることから始めてみてください。

【まとめ】外商顧客の条件は公表されていない！

外商顧客になるための条件は、公表されていません。

しかし、「百貨店にとってのお得意様になりうるか」を基準としたときに、自身が該当するかどうかが目安になるはずです。

最近ではオンラインで気軽に申し込みができるようになっているので、外商に興味のある百貨店には試しに申し込みをしてみても良いでしょう。

とはいえ王道ステップとしては、百貨店からの信頼を得るために、該当百貨店のクレジットカードを作成し購入実績をつけることです。

せっかくこれから百貨店で買い物をするのであれば、購入前にクレジットカードを用意して、コツコツと実績を貯めてみてください。

参考記事：大丸松坂屋の外商サービスがすごいって本当？お得意様カードの取得方法も解説

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