外商顧客にはランクがある？底辺ランクでも得できる？待遇の違いとは

「外商顧客」というと、「お金持ち」というイメージがあるかもしれません。

たしかに外商顧客は、比較的お金持ちであることが多いです。

しかし、外商顧客と言ってもそのレベルは幅広く、年間の百貨店買い物額が100万円未満の人から、数千万円を超える人もいます。

では、外商顧客にはランクがあるのでしょうか？

結論、公式に発表されているわけではありませんが、外商顧客にはランクがあると認識して間違いはないはずです。

そもそも外商顧客とは百貨店にとっての「お得意様」なので、外商顧客である時点である程度の年間購入額を果たしており、ステータスそのものと呼べます。

しかし、外商顧客といっても年間購入額には差があり、購入額が高いほど良い待遇を受けていると考えて間違いはないでしょう。

この記事では、外商顧客としてのランクの割り振り方や、底辺ランクの外商顧客が受けられるサービス、高ランクの人が受けられるサービスの内容を詳しく解説します。

外商顧客にはランクがある！利用額がいくらだと底辺？

外商顧客といっても、年間購入額によってランクが異なります。

利用額ごとのランクわけや、ランクごとのサービス内容は基本的に公開されていませんが、下記のような感覚である傾向があります。

年間購入額が100万円に満たない場合には、底辺ランクと考えられている可能性が高いです。

とはいえ、年間100万円購入できるお客様は百貨店にとっては大切なお得意様なので、気にする必要はありません。

外商顧客のランクやサービス内容は何でわかる？

外商顧客のランクやサービス内容を判別するとすれば、所有している「外商カード」のランクが参考になるでしょう。

外商顧客はかならず、「外商カード」と呼ばれるカードを所有しています。

ひとくちに「外商カード」と言っても複数の種類を用意していることがあり、カードそれぞれのスペックや所有条件、サービス内容が細かく分かれていることは珍しくありません。

どの外商カードをもっているかによって、ランクや受けられるサービス内容が判別できることがあります。

底辺ランクの外商顧客が受けられるサービスとは？

底辺ランクの外商顧客とはいえ、受けられるサービスはじゅうぶんなものであることが多いです。

外商顧客であれば受けられるサービス内容は基本的に一定であり、それを基準にサービスの提供が行われているといえます。

ランクが高い顧客は基準のサービスをもとに、より充実したサービスにランクアップされる、というイメージです。

底辺ランクの外商顧客が受けられるサービスとしては、基本的に下記が挙げられます。

それぞれのサービス内容について、簡潔にご紹介します。

外商の全ランクが対象のサービス例①：担当の外商員がつく

外商顧客になるとそれぞれに、担当の外商員がつきます。

店頭で買い物をする際には担当外商員がアテンドし、店舗のブランドスタッフと一緒に商品を確認してくれます。

担当外商員は外商顧客のニーズや好みを把握しているため、理想以上の提案をしてくれるかもしれません。

外商の全ランクが対象のサービス例②：駐車場の無料利用

百貨店に駐車場がある場合、無料で利用できるようになることが多いです。

場合によっては時間の利用制限や、購入額制限などもなく、百貨店利用時以外にも利用できることがあります。

外商の全ランクが対象のサービス例③：VIPルームの利用

外商顧客だけが利用できるVIPルームを利用できることが多いです。

VIPルームではドリンクや軽食サービスがあるほか、ゆったりとしたソファー席やコンセント付きのテーブル席でくつろいだり、作業をしたりすることができます。

外商の全ランクが対象のサービス例④：外商限定イベントの招待

外商顧客だけが招待される限定のイベントに参加できるようになります。

イベントでは、市場になかなか出回らないような希少な商品を購入できるのが魅力です。

上級ランクの外商顧客が受けられるサービスとは？

上級ランクの外商顧客が受けられるサービスとしてはたとえば、下記があげられます。

たとえば「外商員の自宅訪問営業」は、外商員によるサービスとしてとても有名な例かもしれませんが、実際にはハイレベルな顧客だけが受けられるサービスです。

それぞれの特徴を、簡潔にご紹介します。

上級ランクの外商サービス例①：自宅への訪問営業

外商顧客の好みに合うもののほか、必要に応じたもの、おすすめの商品を外商顧客の家へ直接持ち寄り、紹介します。

外商員が自宅へ訪問して営業をする、というのは一部の場合だけであり、外商顧客の中でも高ランクの場合にだけ受けられるサービスであることが多いです。

なお、自宅への訪問がある場合にも一定以上の購入をしていないと、ゆくゆくは自宅訪問をしてもらえなくなる、ということもあります。

上級ランクの外商サービス例②：電話での注文と商品の見繕い

電話にて担当の外商員へ希望商品を注文をすることで、希望商品に近いものを見繕い自宅まで持ってきてもらえることがあります。

急ぎの用事があったときにも必要なものを持ってきてもらえるサービスは、人によってはかなり重宝するでしょう。

外商カードを利用して決済も口頭で済ませてもらえることがあり、余計な心配をする必要がないのも高ポイントです。

上級ランクの外商サービス例③：外商員の追いかけ購入品収集

百貨店で買い物をする際には、外商員が店頭で専属アテンドをしてくれます。

ブランド知識の豊富な店員と一緒に商品紹介をしてくれるので、自分のニーズや好みに合う商品をじっくりと見極めることが可能です。

さらに購入したものは外商員がまとめて持ち運んでくれるので、身軽に百貨店内にて買い物ができるのは魅力のひとつです。

専用のVIPルームにて購入品を預かり、帰り際に手渡し、あるいは郵送をしてもらえることもあります。

【まとめ】外商顧客ランクが底辺でもお得なので問題なし

外商顧客にはたしかにランクが存在します。

しかし、たとえば外商顧客ランクが底辺だからといって気にすることはなく、百貨店にとっては大切なお客様です。

最大限のVIP対応をしてもらえる人は、年間数千万円を当然のように百貨店に落とす人なので、無理して目指す必要はないでしょう。

外商顧客として受けられるサービスは、どの百貨店でも特別感があり、一般の顧客では受けることができないものばかりです。

これから外商顧客になりたいのであれば、どんな外商サービスを使いたいのか、どの百貨店で買い物をしたいのかを判断基準にしてみてください。

たとえば人気百貨店の「大丸松坂屋」では、外商カードの所有者が年間70万円以上の購入をすると、11％の割引が適用になります。

他の百貨店と比べても高還元率なので人気があり、毎年100万円単位で買い物をする予定がない人もじゅうぶんにメリットがあります。

大丸松坂屋について、詳しくは下記の記事でご紹介しています。

参考記事：大丸松坂屋の外商サービスがすごいって本当？お得意様カードの取得方法も解説

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