百貨店「高島屋」では、外商顧客であることの証明とも言える「外商カード」を、いくつかのランクに分けて発行しています。
高島屋グループの外商カードは「タカシマヤカード<プレミアム>」で、最大限の外商サービスを受けることが可能です。
またその下位には、高島屋の「外商カードレベルのカード」と呼ばれている「タカシマヤカード<ゴールド>」も存在します。
しかし、正式に「外商カード」として呼ばれているのは「タカシマヤカード<プレミアム>」であり、サービス内容も異なります。
・高島屋グループの外商カードの種類とは?
・外商カードのサービス内容を最大限に活かす方法
・高島屋の外商カードを取得する方法
外商カードである「タカシマヤカード<プレミアム>」には2つのタイプがあり、内容はそれぞれ異なります。
人それぞれ自分に合うほうを最初に選び作成する、というのが基本的な流れです。
この記事では、高島屋グループの外商カード「タカシマヤカード<プレミアム>」がどのようなものか、申し込み方法もあわせて詳しくご紹介します。
高島屋グループの外商カードは何種類?2種類です
高島屋グループの外商カードは、おおきくわけて「割引タイプ」と「ポイントタイプ」の2種類が存在します。
▼タカシマヤカード<プレミアム>の優待率を比較
年間利用額 | 割引タイプ | ポイントタイプ |
初年度の年会費 | 無料 | 無料 |
通常の年会費 | 11,000円(税込) | 11,000円(税込) |
初年度の割引率/ポイント還元率 | 翌年度に購入額から5%の割引 | ポイント還元率8% |
年間50万円未満の利用の場合 | 翌年度に購入額から5%の割引 | 翌年度から還元率8% |
年間50〜100万円未満の利用の場合 | 翌年度に購入額から8%の割引 | 翌年度から還元率8% |
年間100万円以上の利用の場合 | 翌年度に購入額から10%の割引 | 翌年度から還元率10% |
いずれも「初年度」と「年間100万円以上の買い物をした」場合には、年会費が無料になります。
高島屋グループの外商カードは「割引」と「ポイント」どっちがお得?
「割引タイプ」と「ポイントタイプ」は基本的に、年間50万円以上の買い物をする人であれば、圧倒的に割引タイプがおすすめです。
一方で年間50万円未満の利用が主な場合には、ポイントタイプも視野に入れておくべきでしょう。
「割引タイプ」ではその名の通り、ショッピングでの購入額が割引になります。
一方で「ポイントタイプ」では、購入額に応じてポイント還元が受けられるのが特徴です。
高島屋グループの外商カードは「割引タイプ」がおすすめの理由
高島屋に限った話ではありませんが、ポイント還元が受けられる外商カードの場合、付与されるポイントには「有効期限」と「最低利用ポイントの制限」があるのがネックです。
高島屋グループの場合の「有効期限」と「最低利用ポイントの制限」は、下記のとおりです。
- 有効期限:積立期間終了1年後の月末まで
- 最低利用ポイントの制限:2000ポイント単位のみ利用可能
所有ポイントが2000ポイントに満たなかった場合、利用することができません。
さらに有効期限があるため、ポイント失効を気にして買い物をする必要があります。
上記のような点は実質的な部分で大きなデメリットになるため、買い物で確実に割引が受けられる「割引タイプ」のほうが気軽に利用できるのではないでしょうか。
たとえ年間50万円未満の買い物をする年が多いとしても、結果的にポイントを利用できなければ、高還元率で貯めても意味がありません。
高島屋グループの外商カードを取得する方法
高島屋の外商カード「タカシマヤカード<プレミアム>」は、みずから申し込みをすることができません。
取得したい場合には、まず「タカシマヤカード<プレミアム>」の下位カードである「タカシマヤカード<ゴールド>」を作成し、購入実績をつけることで招待を受けなければなりません。
購入実績とは百貨店での買い物実績のことで、おおよその目安としては年間300万円以上の買い物をすると、「タカシマヤカード<プレミアム>」へ移行できると言われています。
「タカシマヤカード<ゴールド>」は、公式ホームページにてみずから申し込みが可能です。
「タカシマヤカード<ゴールド>」と「タカシマヤカード<プレミアム>」の違い
外商カードと「タカシマヤカード<ゴールド>」の違いはおもに、「外商サービス」が受けられない点です。
たとえば、担当の外商員がつくのは外商カードである「タカシマヤカード<プレミアム>」だけなので、外商員をとおしてお得な買い物をする、というのは難しいでしょう。
また、<プレミアム>とは異なり「割引タイプ」は存在しないため、必然的に「ポイント還元」が適用されます。
▼タカシマヤカード<ゴールド>の優待率
年間利用額 | <ゴールド> |
初年度の年会費 | 11,000円(税込) |
年会費の免除 | なし |
初年度の割引率/ポイント還元率 | ポイント還元率8% |
年間50万円未満の利用の場合 | 翌年度から還元率8% |
年間50〜100万円未満の利用の場合 | 翌年度から還元率8% |
年間100万円以上の利用の場合 | 翌年度から還元率10% |
また、年会費については初年度から11,000円かかり、その後も購入額によって無料になる、などのサービスがない点は、「タカシマヤカード<プレミアム>」に劣ってしまう点でしょう。
外商カードである「タカシマヤカード<プレミアム>」への道のりは長いと感じるかもしれませんが、年間300万円以上の買い物を当然のようにする人であれば、はやめに作った方がお得です。
【まとめ】高島屋グループの外商カードは複数ある
高島屋グループの外商カードには、2つのタイプがあります。
「割引タイプ」と「ポイントタイプ」どちらを選ぶべきかは、人それぞれ異なる部分です。
「割引タイプ」であれば確実に優待を受けられる部分が大きい一方で、年間利用額が50万円未満の年が多いのであれば、ポイントタイプの還元率の方が高くお得です。
「ポイントタイプ」は全体的に還元率自体は高いですが、貯めたポイントを次回の買い物で使う形になるためあまり効率が良くないことや、利用最低限のポイント数を下回ると使えないのがネックと言えます。
どちらのほうが自分に合っているのかは人それぞれですが、割引タイプのほうが総合的にお得度が高いと感じる人が多いのではないでしょうか。
高島屋の外商カードレベルと呼ばれる下位カード「タカシマヤカード<ゴールド>」は、高島屋の公式ホームページから、オンラインにて申し込みが可能です。
高島屋の外商カードについて、下記の記事でも特徴を詳しくご紹介しています。
参考記事:高島屋の外商カードのメリットを解説!ポイント制と割引制どっちがお得?
また当サイトでは高島屋のほかにも、大手老舗百貨店の発行する外商カードについて情報をまとめています。
外商カードを作るべき百貨店選びに迷っているかたは、下記の記事もあわせてご参照ください。
参考記事:外商の割引率を比較!どれくらいお得なの?入会方法とは?詳しく解説
参考記事:大丸松坂屋の外商サービスがすごいって本当?お得意様カードの取得方法も解説
参考記事:三越伊勢丹の外商カードは便利?取得方法とは?スペックを解説