百貨店の一般カードを作成し買い物をしていると、「外商顧客になりませんか?」と招待のお声がかかることがあります。
外商顧客になるというのは一種のステータスなので、招待を受けた多くの人にとっては喜ばしいことかもしれません。
しかし一方で、「なぜ自分が…?」と不審な気持ちを抱えるケースもあるでしょう。
結論、外商顧客への招待を受けるべきかどうかは、提示されるその条件によります。
・外商顧客への招待を断るべき理由とは?
・外商からの招待を受けるデメリットとは?
・外商からの招待を断る必要がないケースとは?
外商顧客になっても、損がないケースが多いです。
しかし心配のタネとなるのが「外商顧客になったら、不要なものまで買わされるのではないか?」という疑念ではないでしょうか。
外商顧客になったからといって不要なものを必ず買わされる、というわけではなく、担当外商員との付き合いによるところが大きいです。
また、どうしても不快な想いをしているのなら、解約をしてもペナルティはないことがほとんどなので、そこまで心配する必要はありません。
この記事では、外商顧客として招待された場合に断るべき理由の有無や、外商顧客になることのデメリット、さらに外商顧客になっても問題ないケースについて、詳しくご紹介します。
外商からの招待を断るべき理由はある?
外商顧客からの招待を断るべきか悩む理由は「損をするのではないか」という不安があるからではないでしょうか。
結論、外商顧客になって損をするような人であれば、招待を受けることはほとんどありません。
そもそも外商顧客としての招待があるということは、年間100万円前後の買い物をしている人が多いです。
それだけの買い物をしている場合、外商カードを利用したほうが割引率やポイント還元率が高くなるため、外商顧客になって損がない可能性が高いでしょう。
招待を受けた場合には、一般カードを外商カードへアップグレードすることになるため、アップグレードにあたり不利になる点があれば百貨店側から免除のオファーをされることもあります。
外商顧客を降りることも可能なので、招待があった場合には試しに外商カードを作成してみても、損はありません。
外商からの招待!断るべき?デメリットを解説
外商からの招待を断るべきデメリットをあげるとすれば、下記が懸念点になるでしょう。
- 年会費がかかる
- 魅力的な購入機会が増える
- 外商員との付き合いが始まる
いずれも解決策はありますが、難しい場合には外商の誘いを断ることも検討すると良いかもしれません。
外商のデメリット①:年会費がかかる
外商カードは基本的に、年会費が11,000円前後かかることが多いです。
しかし招待された場合には、一般カードの年会費や外商カードの年会費をいずれも免除にしてくれることがあり、カードの年会費ぶんがまるまるお得になるケースも。
年会費免除のサービスがない場合にも、外商カードにだけ与えられる高還元率や割引率を合計すると、外商カードを使用したほうが安くなることが珍しくありません。
たとえば当サイトがおすすめする「大丸松坂屋」の外商カード「大丸松坂屋お得意様ゴールドカード」では、年間70万円以上利用すると翌年、11%の割引がきくようになります。
11%の割引がきくということは、100万円の買い物をした場合11万円ぶんもお得になるということです。
たとえ年会費を払ったとしても、お得に利用できる人がほとんどなのではないでしょうか。
外商のデメリット②:魅力的な購入機会が増える
外商顧客になると、外商顧客だけが招待される限定販売会に招待されるようになります。
限定販売会では、一般顧客が見つけることも難しいような新作や、販売会のような場所でだけ紹介される限定品など、希少な商品を購入することが可能です。
一般顧客には公開されていない、完全クローズドな状況で開かれる販売会は特別感も大きく、高級ブランドが好きな人にとってはかなり魅力的な機会になるでしょう。
魅力的な購入機会が増えれば、お財布の紐も緩くなってしまいがちです。
また、限定販売会では担当の外商員がつきっきりで買い物のサポートをしてくれるため、普段は知るよしもないブランドの背景や歴史、商品情報を事細かく知りながら買い物が楽しめます。
通常ではありえないほどの割引をオファーしてくれることもあり、「買わなければならない」という圧を感じる人もいますが、購入すべきかどうかは本人次第です。
不要なものは購入する必要はありませんが、その雰囲気が苦手という人は、限定販売会には参加せず普段どおり店頭での買い物を楽しめば良いのではないでしょうか。
外商のデメリット③:外商員との付き合いが始まる
外商顧客になると、外商員との付き合いが始まります。
外商員との付き合いにより受けられるサービスは、たとえば下記があげられます。
- 店頭ショッピング時のアテンド
- 自宅への訪問営業
- 購入品の自宅配送や訪問受け渡し
- 電話口でのショッピング
- 必要な商品の見繕い
外商顧客になると必ず、1人あたり1人以上の担当外商員がつきます。
担当外商員は上記のようなサービスを提供する存在であり、買い物をより充実したものにするため、サポートをしてくれます。
なお、担当外商員によるサポートは、外商カードを所有している人すべてに無料でつくものではあります。
しかし、無料だからと言って自分都合で乱用するというのは、人付き合いとしてあまり好まれません。
担当外商員にお世話になればなるほど、担当者からの営業も多くなる傾向があります。
どうしても担当外商員からの営業が強くうっとうしく感じる際には、やめてほしい旨を伝えても問題はありません。
ただしその場合には、担当者にお世話になりすぎていないか、好意に甘えすぎていないか、改めて考えてみると良いのではないでしょうか。
外商からの招待を断る必要がないケースとは?
上記のデメリットをふまえたうえで、外商からの招待を断る必要がないケースは、外商サービスに魅力を感じるときです。
- 外商優待割引
- 外商サロン
- 駐車場の無料権
- 自宅への商品配送
- オンラインショッピング窓口
外商顧客になると、上記のようなサービスが付帯されることがほとんどです。
百貨店にある外商専用のサロンで無料ドリンクを飲みながらゆったりと休憩を楽しめるほか、駐車場が無料になるなど、年会費を支払う価値はあるサービスが多く付帯しています。
外商顧客になることで年会費以上の損をすることはないので、気になるかたは試してみる価値があるのではないでしょうか。
【まとめ】外商顧客への招待を断るべきケースとは?
外商顧客にならないかと招待を受けた場合、断るべきケースはそこまで多くありません。
なぜなら、明らかに年間数10万円ほどしか利用していない顧客であれば、そもそも招待を受けることがないからです。
招待を受けたということは、外商カードを所有しても使いこなせる可能性がある程度には、百貨店での買い物を楽しんでいるということ。
一度外商顧客になってから、一般顧客に戻ることは簡単なので、試しに外商顧客になってみるのはひとつの手ではないでしょうか。
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詳しくは下記の記事をあわせて参考にしてみてください。
参考記事:大丸松坂屋の外商カードの特徴とは?年会費や優待、条件を徹底解説!