百貨店のお得意様である「外商顧客」になれば、百貨店に入っているハイブランドで「外商優待」を受けることができます。
外商優待では基本的に、最大で10%の割引やポイント還元が受けられることが多く、ハイブランドが好きな人にとってはかなり便利なサービスです。
しかし百貨店外を歩いていると、きらびやかにそびえ立つハイブランドの路面店での買い物もまた、魅力に感じることがあるでしょう。
では、そのような路面店では、外商顧客としての優遇を受けることはできるのでしょうか?
結論、百貨店が店舗と提携をしていれば、外商優待を受けられることがあります。
・路面店で外商優待を使う方法とは?
・外商と提携している路面店を使う際の注意点
・路面店で買い物をするメリットとデメリット
外商顧客であることの証明である「外商カード」は基本的に、百貨店内でそのサービス能力を発揮します。
そこで「外商カードは百貨店で買い物をする人にしか便利ではない」と言われることも多いですが、実は路面店でも活用できるケースがあるのです。
この記事では、外商と提携している路面店で買い物をする際のメリット、デメリットを紹介します。
路面店でも外商優待が使えるって本当?注意点は?
百貨店の中に入っていないハイブランドでも、百貨店付近にあり提携さえしていれば、外商優待の対象となることがあります。
ただし、提携しており外商優待の対象となる、といっても一概に、百貨店内のブランドを購入する場合と条件が同じわけではありません。
たとえば当サイトおすすめの「大丸松坂屋」が発行する外商カード「大丸松坂屋お得意様ゴールドカード」を所有している場合、基本的には下記の2パターンがあてはまります。
- 購入実績として加算
- 購入実績として加算+外商割引
つまり、外商カードとしての購入実績に加算されるだけである場合と、外商優待として割引まできく場合があるということです。
提携していれば路面店での買い物も購入実績になる!
購入実績になるということは、翌年の優待率アップにつながるということです。
たとえ外商割引がきかなかった場合にも購入実績として積み立てられることで、翌年度の割引率に貢献することができます。
まったく提携していない店舗で購入するときと比べれば、購入実績になるという点は大きな利点と言えるでしょう。
外商と提携している路面店とは?
外商と提携している路面店は基本的に、百貨店の店舗周辺に位置しています。
たとえば大丸京都店では、下記のような店舗と提携があります。
- IENA EDIFICE
- エンポリオアルマーニ
- 叙久苑游玄亭京都
- ラザールダイヤモンドブティック京都店
- サボン京都烏丸店
- ライカ京都店
- プラザ京都四条店
- インフェイシャス京都店
- カージュラジャ京都店
- フィニ京都店
- DIESEL 京都
その他の百貨店でもそれぞれ近隣の店舗と提携しているので、担当の外商員に確認してみることをおすすめします。
提携店舗には変更がある可能性もふまえたうえで、店舗まで足を運ぶべきでしょう。
外商と提携している路面店を使うメリット
外商と提携している路面店を使うメリットは、万が一路面店で理想のアイテムと運命的な出会いをした場合にも、外商カードの購入実績になることでしょう。
百貨店で担当してくれている外商員の力が及ぶ範囲ではないことがほとんどですが、店舗スタッフと仲良くなり担当者を作ることで、商品の入荷情報などを教えてもらえる可能性はあります。
場合によっては割引やポイント還元の対象となるため、好みのブランドの路面店が提携している場合には、百貨店の店舗と並行して通ってみるのも良いでしょう。
外商と提携している路面店を使うデメリット
たとえ提携しているとしても、百貨店で買い物をするときのように特別な対応をしてもらえるとは限りません。
たとえば、百貨店では3日間ほど取り置きをしてもらえる商品も、路面店では取り置きすらしてもらえないことがあります。
外商顧客は百貨店にとって特別なお客様であっても、路面店とは関係のないものなので、特別扱いをしてもらえなくても当然です。
路面店で特別扱いをしてもらいたいときには、特別な顧客として認識してもらえるよう、店舗ごとに付き合いを作っていかなければなりません。
外商と提携している路面店を使うべきタイミングとは?
外商と提携している路面店は基本的に、百貨店の近辺にあることから、「百貨店まで足を運ぶのが面倒だから」という理由で利便性が高いわけではありません。
では、どのようなタイミングで外商と提携している路面店を使うべきかというと、どうしてもその店舗にしかない商品が欲しいときです。
在庫状況は店舗ごとに異なるものであり、「あっちの提携店舗で買いたいから送っておいて」などの融通は基本的にききません。
ブランドによっては在庫を見つけることすら困難なケースもあるので、百貨店のブティックでは見つからなかった商品が路面店でひょっこり見つかる、という可能性もあるでしょう。
百貨店内のブティックではなく、あえて提携している、あるいは提携していない路面店を使う場合には、購入したい商品が定まっているときではないでしょうか。
外商提携の路面店より百貨店内のブティックで買い物が◎
結果的に、百貨店の外商顧客になったのであれば、百貨店内にあるブティックで買い物をするのが一番お得になります。
百貨店内で外商優待が適用されているブランドであれば、間違いなく購入実績になるうえに、割引やポイント還元の対象となっているはずです。
また、外商顧客であるという点で一目置かれやすいため、コツコツと付き合いを続けていけば、より融通をきかせてもらいやすくなると言っても過言ではありません。
外商顧客は百貨店のイベントでお得度アップ
外商顧客であれば、百貨店が外商顧客だけを招く「特別販売会」などのイベントに参加できます。
特別販売会では、日頃ブティックでは店頭に並ばないようなレア商品も、外商顧客のためだけに並べられることが珍しくありません。
つまり、百貨店や路面店の店頭では見つからなかったお目当ての商品が、外商顧客だけ招待される特別販売会ではサクッと見つかってしまうということもありえます。
さらに特別販売会では、通常の外商優待よりもはるかに大きな割引を受けられることも。
路面店で無理に商品を探すよりも、特別販売会に足を運んだほうが効率的かつお得になるかもしれません。
【まとめ】百貨店内の店舗で外商優待を使うのが安心
路面店で運命的な出会いをしてしまったときには、たとえ百貨店が提携しておらず外商優待が使えない場合にも、手に入れてしまうのも良いでしょう。
ただし、電話などの簡易的な方法では在庫確認をしてもらえないことが多いため、たとえ外商顧客になった場合にも定期的に百貨店のブティックに足を運び、確認するのがおすすめです。
また、百貨店のブティックと路面店どちらで買い物をする場合にも、担当者になってもらうようスタッフさんと連絡先を交換し、親密度を深めておくのが良いでしょう。
とはいえできることなら、百貨店内の店舗で外商優待を使うのが一番安心です。
百貨店の外商サービスが充実している上で、路面店との提携が多い百貨店であれば、外商としてのメリットを最大限に利用できるでしょう。
百貨店の大丸松坂屋は、近隣のハイブランド路面店とも多く提携をしています。
これから外商顧客になるのであれば、大丸松坂屋で外商に入ってみてはいかがでしょうか。
参考記事:大丸松坂屋の外商カードの特徴とは?年会費や優待、条件を徹底解説!