百貨店にご縁がある人なら、一度は耳にしたことがあるだろう「外商顧客」という言葉。
どんな人が外商顧客になっているかというと、結論としてはピンキリで、すべての人が目を見開くほどのお金持ちかというとそうではありません。
とはいえ、一部の外商顧客はまさに「超VIP」であり、一般の人とは桁が2つ違う買い物を当然のようにするような人たちであるのは事実です。
・外商顧客の超VIPってどんな人?
・一般人でも外商顧客になることは可能?
・外商顧客になったらどんなサービスが受けられるの?
百貨店にとってお得意様である「外商顧客」は、当然ですがVIP対応を受けています。
とはいえ、外商顧客になるためには桁違いの金持ちである必要はなく、それぞれが自分たちのレベルにあわせたサービスを受けることが可能です。
なお、「外商顧客である」というだけでステータスそのものであり、受けられるサービスはとても充実していることがほとんどであることに間違いありません。
気になっている百貨店があるのであれば、申込をしてみて損はないでしょう。
この記事では、桁違いの外商顧客がいったいどのような人たちなのか、どう外商を利用しているのかとあわせて、一般人が外商顧客になると受けられるサービスも解説します。
外商顧客は桁違いの金持ち?どんな人がなるものなの?
なんと百貨店の売り上げの6割は、外商顧客がになっているのだとか。
不特定多数の一般人が購入する額以上を、少人数の外商顧客だけで支えている…まさに少数精鋭と言っても過言ではありません。
桁違いの金持ちといえば、たとえば下記のような職種についている人が多いようです。
- 医者
- 企業経営者
- 企業の重役
- 議員
- 士業
数百万円のブランドの時計を手土産気分で購入するほか、気に入っているハイブランドの新作が出るたびに棚の端から端まですべて購入していく人もいるのだとか。
値札を見ずに購入する、というのは富裕層らしい行動のひとつですが、1つで数百万円以上する商品の値段も見ずに購入するということが珍しくないような人も存在するのです。
外商員が家にくる人は金持ち?年収は?
外商顧客になると、担当の外商員が家に来きて商品を売ってくれるようになります。
とはいえ、すべての外商顧客が対象になるわけではなく、一定以上の購入をする人だけが受けられるサービスです。
厳密にいえば、外商顧客であれば希望をすることで、外商員に自宅訪問をしてもらうことは可能でしょう。
しかし、自宅訪問をするからには「買ってもらいたい」という外商員の想いをくみ、多少は付き合いの買い物をしなくてはいけなくなります。
外商員が家にきて営業をしているような外商顧客の場合、年収は2,000万円超え、年間購入額は最低でも200万円超えという人が多いようです。
金持ちじゃなくても外商顧客になりたい!必要条件とは?
「外商顧客」といえば「金持ち」というイメージは間違っていませんが、桁違いの金持ちである必要はありません。
たしかに一般的に「富裕層」と呼ばれる人が外商顧客になることがほとんどですが、「私はお金持ちです!とは堂々とは言えない…」という人も多いです。
では、外商顧客になるために大切なことは何かというと、「社会的信用」です。
外商顧客になるとはどういうこと?
外商顧客になるということは、百貨店の発行する「外商カード」を所有するということです。
外商カードはハイステータスなカードそのものであり、持っているだけでも箔がつきます。
サービス内容が充実しており、百貨店側としても気軽に発行できるわけではないため、審査基準はとても厳しく設定されていることがほとんどです。
審査基準が高い理由には、外商カードを持っていても買い物をしない顧客が、サービスばかり利用しようとするのを避けたい、という意図もあるかもしれません。
しかし百貨店によって一番懸念されるのは、支払いのとどこおりの可能性でしょう。
百貨店での高額の買い物を滞納する可能性がない「社会的信用」が高い人だけが外商カードを所有できるからこそ、一般顧客は受けられない優遇を受けられるということです。
桁違いの金持ちじゃない外商顧客が受けられるサービスとは?
桁違いの金持ちじゃない外商顧客でも、受けられるサービスは充実しています。
では桁違いの金持ちとはどのようなサービスが異なるかというと、やはり自宅への訪問営業やその質が異なる点でしょう。
外商顧客になれば受けることができる基本的なサービスは、主に下記の通りです。
- お得意様サロン利用
- 駐車場の利用優遇
- 優待率アップ
それぞれの一般的なサービス内容と、桁違いの金持ち外商顧客の場合に受けられるエクストラサービスの例について、詳しく解説します。
外商サービス例①:お得意様サロン利用
外商顧客になると、百貨店に設置されている「お得意様サロン」を利用できるようになります。
お得意様サロンとは基本的に「休憩所」のことで、無料ドリンクサービスを楽しめるほか、Wi-Fi環境でゆっくり作業ができるなど、ショッピングの合間に立ち寄れて便利です。
桁違いの外商顧客の場合には、さらに専用のVIPルームに通されて、気になる商品を並べ眺めることができることもあります。
店頭だと周りの目が気になるというときには、専用ルームで自分のためだけに高級ブランドを並べ、じっくりと吟味できるのがまさにVIP対応そのものでしょう。
外商サービス例②:駐車場の利用優遇
外商顧客であれば、購入額にあわせて駐車場が無料になる優遇を受けられることが多いです。
百貨店によって設定はさまざまで、数千円の購入額があった場合にだけ数時間無料になるケースのほかに、購入しなくても数時間無料になるケースがあります。
一方で桁違い外商顧客の場合、駐車場は無制限に無料で利用できるようになることが珍しくありません。
また場合によっては、その顧客のためだけに駐車スペースが用意され、そこだけをいつでも利用できるようになることもあるのだとか。
外商サービス例③:優待率アップ
外商顧客になると、一般顧客と比べて圧倒的にポイント還元率が高くなります。
また百貨店によっては割引を受けられることもあり、一般顧客ではあり得ないほどお得に買い物を楽しめるようになることも。
桁違いの外商顧客の場合には、優待率が最大になるのはもちろん、場合によっては外商カードの年会費を払わなくても良くなることがあります。
さらに、その他サービスが無料で充実するようになるなど、お得な部分がさらに大きくなります。
とはいえ桁違いの金持ちであれば、少しお得になるくらいではあまり気にならないかもしれません。
【まとめ】外商顧客は桁違いの金持ちだけじゃない!
外商顧客と言っても、桁違いの金持ちは一部の人だけです。
とはいえ、外商顧客になれる人も限られているので、一般顧客の数と比べれば外商顧客の数ははるかに少ないでしょう。
たとえ桁違いの外商顧客ではなくても、外商顧客というだけで百貨店側から優遇されるのは事実です。
充実した外商サービスも受けられるので、百貨店をよく利用するという人は、外商審査を受けてみて損はないでしょう。
利用する百貨店は1つに絞り、その百貨店だけで買い物をして購入実績を作るのが、外商顧客への第一歩です。
詳しくは、下記の記事を参考に外商顧客を目指してみてください。
参考記事:外商顧客になるにはどうすれば良い?申込方法や審査基準を徹底解説