百貨店のお得意様である「外商顧客」になるためには、百貨店が発行する「外商カード」を取得しなければなりません。
しかし、外商カードは一般的なカードと比較して審査が厳しいと言われており、社会的信用が一定以上なければ作成は難しいです。
そこでほとんどの百貨店が、申込条件として年齢制限を設定することで、社会的信用を審査するためのふるいにかけています。
なお、年齢制限やその他の条件は百貨店ごとに異なるものです。
・外商顧客として申込可能な年齢
・百貨店ごとの申込条件やサービス
・おすすめの百貨店
この記事では、外商顧客になるための年齢制限を表にまとめました。
また、その他の申込条件や、サービス内容の特徴も詳しくご紹介するので、百貨店を選ぶ際の参考にしてみてください。
外商顧客になりたい!年齢制限は?その他条件も比較
「外商カード」はクレジットカードの中でも「ステータスカード」と呼ばれており、入手が難しいと言われています。
社会的信用がなければ作成することはできないため、相応の年齢が求められることも多いです。
百貨店ごとに定めている年齢制限は異なり、下記のとおりです。
外商カード名 | 年齢制限 | その他条件の例 | |
大丸松坂屋 | 大丸松坂屋お得意様ゴールドカード | 満20歳以上 | ・自分か配偶者に安定した収入がある ・社会的に信用を有している ・日本国内に居住している ・自宅と勤務先に電話連絡が可能 |
三越伊勢丹 | エムアイカード プラスゴールド | 満18歳以上(高校生を除く) | ・自分か配偶者に安定した収入がある ・自宅と勤務先に電話連絡が可能 ・日本国内に居住している ・会員規約を自分で理解し内容を承諾できる |
高島屋 | タカシマヤカード<ゴールド> | 満27歳以上 | ・自分か配偶者に安定した収入がある ・自宅と勤務先に電話連絡が可能 |
西武そごう | ミレニアムカード セゾンゴールド | 満18歳以上(高校生を除く) | ・電話連絡が可能である ・提携の決済口座がある |
近鉄 | お得様カード | 満30歳以上 | ・年収1,000万円以上 ・同居家族がいる ・本人または同居家族が不動産を所有している ・サラリーマンなら上場企業に10年以上勤務している ・士業や医者あるいは大学教授である ・自営業なら5年以上安定していること |
「外商顧客」というと今までは、60代以上のイメージが強い時代もありました。
しかし最近では若年層も百貨店の「外商顧客」というステータスやその利便性に魅力を感じる人が増えており、百貨店も若年層からのニーズに応えようとしている傾向があります。
つまり、たとえ20歳前後で年齢としては若くても、一定の信用性さえ満たしていれば、入手できる可能性はあるということです。
年齢制限は問題なし!外商サービスが充実している百貨店は?
年齢制限や申込条件に問題がないようであれば、百貨店を1つ選んで申し込みをしていきましょう。
なお、あくまでクレジットカードなので、同時に申し込みをするのはNGです。
なぜなら金融機関はクレジットカードの申し込み情報等を共有しており、複数のクレジットカードを申し込みするのは不信感に繋がる可能性があるから。
もちろん、一度外商カードを作成したあとに、他の百貨店で新たに外商カードを作るのは問題ありません。
そこで、最初の1つに選ぶならおすすめは「大丸松坂屋」の外商カード「大丸松坂屋お得意様ゴールドカード」です。
おすすめの外商カード「大丸松坂屋お得意様ゴールドカード」とは?
大丸松坂屋の提供する外商カード「大丸松坂屋お得意様ゴールドカード」は、他の百貨店の外商カードと比べても、かなりお得度の高い優秀と評判です。
▼大丸松坂屋の外商カード基本スペック
- 年会費:11,000円
- 家族カード:1,100円
- 還元率:最大11%
- 国際ブランド:VISA
- ETCカード:無料
一般的な外商カードと同様に年間費が11,000円と平均的である一方、還元率は最大11%と他の百貨店と比べてもお得度が高いです。
さらに大丸松坂屋では「割引」にて還元が受けられるため、ポイント還元を採用している高島屋や三越伊勢丹よりも無駄なく優待を活用できます。
下記のようなサービスが充実しています。
- 最大11%の還元
- 外商専用サロンの利用
- 駐車場の無料利用
- 専用オンラインサイトの開設
- 担当外商員の配属
たとえば担当の外商員さんにアテンドしてもらい、店頭の商品を一緒に見てまわるというまさに「外商らしい」サービスも、もちろん受けることができます。
他にも、買い物の休憩として大丸松坂屋の店舗にある「外商専用ラウンジ」にて、無料ドリンクを楽しみに足を運ぶことができるなど…外商サービスはさまざまです。
大丸松坂屋の外商カードについて、詳しくは下記の記事でご紹介しています。
参考記事:大丸松坂屋の外商カードの特徴とは?年会費や優待、条件を徹底解説!
年齢制限クリア!若年層が外商に興味を持つ理由とは?
今まで百貨店で外商顧客として買い物をする人は、60代以上の資産家がほとんどだった一方で、最近では共働き30〜40代夫婦が外商顧客になることが増えているそうです。
また、働き方が多様化してきたことにより、大きな資産を持つ若者が増えてきました。
年功序列の会社で働くことが主流だった以前とは異なり、起業をして大金を稼ぐ若者も多いです。
そこで、若年層は百貨店での買い物に興味を示すようになったことで、百貨店としても若年層へのアプローチを手厚くするようになりました。
若年層がSNSに購入品やそのサービスの豊富さを投稿するほどに、さらなる若年層からの注目を集め、百貨店は自然と集客に成功するというビジネスモデルへと転換し始めています。
百貨店も年齢の若い層に注目!オンライン申込が主流に。
百貨店で外商顧客になる手段として以前までは、百貨店での買い物実績を積むことで招待を受ける、という流れが主流でした。
しかし最近ではインターネットの普及が進み、オンラインからクレジットカードを気軽に申し込みできるように対応し始めた百貨店も多いです。
特に大手百貨店はその流れを掴むのもはやく、積極的に若年層の取得に力を入れています。
時代の流れを瞬時に把握し対応してきているとして、代表的なのは下記3つの百貨店です。
参考記事:大丸松坂屋の外商カードの特徴とは?年会費や優待、条件を徹底解説!
参考記事:三越伊勢丹の外商カード「エムアイカードプラス」とは?特徴を徹底解説
参考記事:高島屋の外商カードのメリットを解説!ポイント制と割引制どっちがお得?
特に新型コロナ感染症が流行した2020年以降は、若年層による外商への興味が高まりました。
より具体的な理由としては、下記が挙げられるでしょう。
- 旅費ぶんを資産価値あるブランド物に費やすようになった
- オンラインで巨額を稼ぎ始める若者が増えた
- 通常のネットショッピングより百貨店オンラインの信頼性が注目された
若年層による高級ブランドへの関心は右肩あがりであり、今後も人気が高まっていくことが予想できます。
【まとめ】外商顧客になれる年齢制限は百貨店ごとに異なる!
外商顧客になれる年齢制限や申込条件は、百貨店ごとに違います。
これから百貨店の外商顧客になりたいのであれば、申込条件とともに、サービス内容の充実性を確認することから始めてみてください。
このサイトでは、百貨店の外商サービスを百貨店ごとに詳しくご紹介しています。
百貨店の外商カードそれぞれに設定されているカードの年会費や割引率、サービス内容については、下記の記事で徹底的に比較しています。あわせてご活用ください。
参考記事:外商の割引率を比較!どれくらいお得なの?入会方法とは?詳しく解説