阪急阪神百貨店が一般顧客向けに発行しているクレジットカード「ペルソナSTACIAカード」は、阪急阪神百貨店を日常使いしている人にとってかなり便利なクレジットカードです。
一方で、お得意様向けに発行されてきた「阪急阪神お得意様カード<プレミアム>」は、2025年3月31日をもち廃止されることが発表されました。
2025年4月からは阪急阪神百貨店の外商カードがリニューアルされ、「新お得意様カード」の発行が始まります。
・阪急阪神百貨店のペルソナSTACIAカードとは?
・阪急阪神百貨店のお得意様カードとは?
・ペルソナSTACIAカードとお得意様カードの違いとは?
この記事では、阪急阪神百貨店の「ペルソナSTACIAカード」と「外商カード」を比較し、ケースごとにどちらが優れているかを確認していきます。
新お得意様カードについてはまだ詳細が完全に発表されているわけではありませんが、発表されている範囲内で比較をしていくので、参考にしてみてください。
ペルソナSTACIAカードとは?特徴を解説
阪急阪神百貨店を頻繁に使い始めたら、まず作成するのが「ペルソナSTACIAカード」ではないでしょうか。
年会費が有料のカードですが優待率が高く、満足度の高いクレジットカードになっています。
▼ペルソナSTACIAカードのスペック
- 年会費:2,200円
- 家族カード年会費:無料
- 最大優待率:10%
なお、初年度は年会費無料ですが、それ以降は年会費を無料にできる規定はありません。
優待率と比較したときに年会費を払ってもお得であれば、所有する価値があると判断できるでしょう。
▼ペルソナSTACIAカードの年間利用額と優待率を比較
- ベース:5%
- 年間30万円以上の利用:7%
- 年間50万円以上の利用:10%
基本的には優待率が5%のカードですが、年間利用額が30万円以上であれば7%、50万円以上であれば10%と変動します。
最大10%の還元は外商カードとしては珍しくありませんが、一般的な外商カードは年会費が11,000円前後なので、年会費2,200円で最大10%の還元が受けられるのは大きな魅力です。
▼ペルソナSTACIAカードの申込条件
- 18歳以上であること
- 本人や配偶者に安定収入があること
- 高校生ではないこと
阪急阪神百貨店の新外商カードとは?特徴を解説
阪急阪神百貨店では2025年3月31日まで、お得意様カードとして「阪急阪神お得意様カード<プレミアム>」を発行してきました。
しかし2025年4月以降は「阪急阪神お得意様カード<プレミアム>」をいっせいに廃止し、「新お得意様カード」へリニューアルすることを発表しています。
「阪急阪神お得意様カード<プレミアム>」の新規会員募集は停止されているので、この記事では新お得意様カードの情報をご紹介していきます。
▼新お得意様カードのスペック
- 年会費:5,500円
- 家族カード年会費:2,200円
- 最大優待率:10%
今回の急なリニューアルにあたりなのか、2027年1月31日まで割引優待率が10%になることが発表されました。
初年度の年会費が無料になるなどの一定サービスはありませんが、年間50万円以上の買い物をすると年会費が無料になります。
▼新お得意様カードの年間利用額と優待率を比較
- ベース:7%
- 年間30万円以上の利用:10%
つまり、年間30万円以上の買い物をすれば、最大優待率である10%の条件をクリアできるということです。
たとえ年間30万円未満の買い物実績であった場合にも、常に7%の高還元率が適用されるのは、お得意様カードとして有利な部分と言えるのではないでしょうか。
新お得意様カードの申込条件とは?
新お得意様カードの申込条件はまだ発表されていませんが、自主的なオンライン申し込みができるようになるかもしれません。
「阪急阪神お得意様カード<プレミアム>」がハウスカードであったことに対し、今回のリニューアルでクレジットカードへと形を変えるため、他の百貨店と仕様を似せていく可能性があります。
なお参考までに、今まで阪神阪急百貨店のお得意様カード「阪急阪神お得意様カード<プレミアム>」は、完全招待制でした。
そこで、リニューアルにあたり自宅へお知らせの郵便物が届いているのは、すでに「阪急阪神お得意様カード<プレミアム>」を所有している人であるはずです。
すでに「阪急阪神お得意様カード<プレミアム>」を所有している人であれば、新お得意様カードへの申込書も自宅へ届くと予想できます。
ただし今回はクレジットカード審査が必要になるため、既存顧客がかならずしも審査に通過できるとは限らないでしょう。
ペルソナSTACIAカードと新外商カードを比較!結局どっちが良いの?
「ペルソナSTACIAカード」と「新外商カード」の特徴をそれぞれご紹介してきました。
結局のところ、どちらのほうが良いカードなのでしょうか?
下記のとおり比較すると、それぞれの年間購入額によって向いているカードが異なると判断できるのではないでしょうか。
ペルソナSTACIAカード | 新外商カード | |
年会費 | 2,200円 | 5,500円 |
家族カード年会費 | 無料 | 2,200円 |
初年度年会費 | 無料 | 5,500円 |
年会費無料の条件 | なし | 年間50万円利用時 |
優待率 | ・ベース5% ・年間30万円以上の利用:7% ・年間50万円以上の利用:10% |
・ベース7% ・年間30万円以上の利用:10% ・年間50万円以上の利用:10% |
「ペルソナSTACIAカード」と「新外商カード」それぞれの所有が向いている人をまとめると、下記のとおりです。
▼ペルソナSTACIAカードが向いている人
- 年間の購入額が30万円未満になることが多い人
- 阪急阪神百貨店の旧お得意様カードを所有していなかった人
- クレジットカードのゴールドカードに魅力を感じない人
▼新外商カードが向いている人
- 年間購入額が年間50万円以上になることが多い人
- 阪急阪神百貨店の旧お得意様カードを所有していた人
- ステータスが大切な人
- まだ他社のゴールドカードを持っていない人
- ゴールドカード自体に付帯するサービスに魅力を感じる人
年間50万円以上の買い物をする場合、新外商カードであれば年会費が無料になるので、問答無用で新外商カードがお得です。
一方で、年間購入額が30万円以上〜50万円未満のことが多い人であれば、少し悩む部分かもしれません。
とはいえ新外商カードであれば、今回のリニューアルにあたりクレジットカードの「ゴールドカード」としてのサービスが付帯するため、総合的に考えれば新外商カードのほうがお得になるかもしれません。
【まとめ】ペルソナSTACIAカードと新お得意様カードはどちらも良いカード
一般顧客向けに作られている「ペルソナSTACIAカード」と、お得意様のためにリニューアルされ発行される「新お得意様カード」。
「お得意様カード」だけを比較すると、旧式のもののほうが圧倒的に条件はよく、今回のリニューアルで大幅な改悪となりました。
しかしそれでも、一般的な外商カード比較すれば条件は依然良いままであり、そこまで悲観すべきポイントではありません。
とはいえ、そもそも新お得意様カードも完全招待制になる可能性はあります。
その場合、外商カードを取得するためには、まずは「ペルソナSTACIAカード」を作成し、購入実績を積むことから始めなければならない人もいるでしょう。
最新情報は、当サイトでも追ってご紹介していく予定です。
下記では阪急阪神百貨店の新お得意様カードについて、詳しくご紹介しています。
取得を検討しているかたは、あわせてご活用ください。
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