百貨店のお得意様である「外商顧客」のなかには、「担当の外商員が家に来て商品を売ってくれる」という人も存在します。
そもそも、外商顧客になると外商員が家に来るものだ、と考えている人も多いのではないでしょうか？
実は、外商員が家に来る外商顧客というのはほんの一握りで、多くの外商顧客は今までどおりに店頭での買い物を楽しんでいます。
つまり、家に外商員が来るような家は外商顧客の中でも特別な部類に入るのですが、いったい平均でいくら利用すれば外商員が家に来るのでしょうか？
・平均いくら使うと外商員は家に来る？
・外商員が提供してくれるサービスとは？
・デパートの外商顧客になる方法とは？
結論、外商員が家に来るかどうかを決めるのは、利用額だけではなく「デパートとの付き合い方」そのものにポイントがあります。
この記事では、デパートで平均いくら利用すれば、顧客の家に外商員が足を運ぶものなのか、外商顧客になる手段もあわせて解説します。
デパートで平均いくら使うと外商員は家に来る？
デパートで平均いくら利用すると、外商員が家に来るようになるのでしょうか？
答えとしては、数字で表すならだいたい年間で200万円前後でしょう。
ただし、そもそも外商員によるサービスというのは公式的なものではなく、あくまで外商顧客と外商員の付き合いの中で構築されていくものです。
外商顧客にとって基本となるサービスは、外商カードに付帯しているサービスであり、外商員による自宅訪問はすべての人に平等に対応している公式のものではありません。
つまり、外商員が家で訪問販売をおこなってくれるかどうかについては、公式で条件が決まっているわけではないため、一概に「いくら使えば家に来るとは言えないということです。
外商員が訪問販売するのはどんな家？外商員との付き合い方とは？
外商員による訪問販売が公式のサービスではないとはいえ、そのようなサービスを受けている家には傾向があります。
たとえば、外商員と下記のような付き合い方をしている場合には、外商員が月に2〜3回ほど家まで足を運んでくれるでしょう。
- 年間平均200万円以上の買い物をしている
- 購入品を外商員に自宅まで運んでもらっている
- 訪問販売時にはある程度買ってあげている
反対に、外商員に上記のような頼り方をしている場合には、自宅への訪問販売に来やすくなるということです。
つまり、外商員による訪問販売を希望しない場合には、なるべく外商員を頼らずに外商カードに付帯するサービスだけを利用しておく必要があります。
ここからは、外商員に自宅訪問をしてもらいたい人に向けて、上記のポイントを詳しくご紹介します。
外商訪問販売の条件例①：年間平均200万円以上の買い物をしている
年間で平均200万円以上の買い物をしている場合、外商員が自宅まで足を運び、必要なものを提供してくれることがあります。
「こんなものを探しているんだけど」と伝えれば来てくれることもあれば、外商員のほうから「いつもお買い物いただいているこのブランドの新作が入ったので」と訪問してくれることも。
自分が好きなブランドや探している商品があれば伝えておくことで、たとえレア商品でも優先的に紹介してもらえる可能性があります。
外商訪問販売の条件例②：購入品を外商員に自宅まで運んでもらっている
百貨店で購入したものを、外商員に自宅まで運んでもらっている場合には、そのまま自宅へも訪問販売をしてもらいやすいでしょう。
反対に、外商員に荷物を運ばせておきながら、自宅への訪問販売時には何も買わない、という状況を続けていると、外商員も足を運んでくれなくなるはずです。
外商員はあくまで、日頃の付き合いがあるからこそサービス精神を持って対応してくれているだけであり、自宅訪問をしなければいけないわけではありません。
もちろん購入品を自宅まで運ぶという作業も、しなければならないことではないからこそ、外商員には感謝の心を持って対応する必要があります。
外商訪問販売の条件例③：訪問販売時にはある程度買ってあげている
訪問販売時には、ある程度の商品を購入してあげる必要があります。
どうしても好みから外れており、的外れすぎる提案をしてくる場合には、指摘をしても問題ないでしょう。
でも、外商員にはノルマというものがあり、購入額が高い外商顧客を優先的に対応したくなるのも事実です。
つまり、たとえ本当に必要なものでなくても外商員から定期的に買い物をしてあげるほか、何かを買いたいときには外商員をとおすなど、気を利かせてあげる必要があるでしょう。
また、百貨店側の要望をきいてあげる必要もあります。
欲しいものだけを買うのではなく、百貨店側が買ってもらいたいような服、時計、ジュエリー、絵画などは付き合いで購入してあげることで、外商員も足を運んでくれやすくなります。
持ちつ持たれつの関係性でいることが、外商員との良好な関係性を構築していくはずです。
デパートの外商顧客になる方法とは？
百貨店の外商顧客になる方法は、おもに下記のとおりです。
- 百貨店からの招待
- 知人からの紹介
- オンライン申し込み
上記のうち、もっとも手軽で現代的な方法は「オンライン申し込み」です。
最近では大手の百貨店ほど、公式ホームページ上にオンライン申し込みのページを用意しています。
たとえば当サイトでおすすめしている「大丸松坂屋」も、オンライン申込が可能な百貨店のひとつです。
外商カード「大丸松坂屋お得意様ゴールドカード」は下記ページから申し込みができ、詳細も確認できるので、とても親切なページになっています。
外商カードの取得方法については、下記の記事でも詳しく解説しました。
参考記事：外商カードを取得する条件とは？百貨店のお得意様「外商顧客」になる方法
【まとめ】平均200万円前後使うと外商員が家に来るかも
そもそも外商員が外商顧客の自宅へ訪問する、というサービス自体は、外商カードに付帯していない非公式的なサービスです。
訪問サービスはあくまで外商員が個々で提供しているサービスであり、親切心でおこなってもらえるものという前提を理解しておくべきでしょう。
もちろん、外商員は自分のノルマを気にしているからこそ、外商顧客の自宅までわざわざ足を運びVIP対応をしてくれるのは事実です。
しかし反対に、外商員を家まで荷物運びとして便利に利用するだけの人のところには、最初こそ訪問販売をしていても、いずれ関わりが薄くなり販売してくれなくなるでしょう。
外商員に家まで足を運んでもらいたいのであれば、お互いにとってWin-Winの関係を築いていくのが大切です。
また、これから外商顧客になりたいと考えているなら、外商員の質も重視して選ぶことをおすすめします。
たとえば「大丸松坂屋」の外商員は、とても質が高いことで有名です。
大丸松坂屋の外商カードについて、詳しくは下記の記事でもお伝えしています。
参考記事：大丸松坂屋の外商カードの特徴とは？年会費や優待、条件を徹底解説！
大丸松坂屋では公式ホームページから外商カード「大丸松坂屋お得意様ゴールドカード」の申し込みを受け付けているので、詳細は下記からご確認ください。
外商を家に呼び、生活のサポートをしてもらいたいのであれば、ぜひ良い関係を築いていけるよう人としての付き合いを大切にしてみてくださいね。
